気になったことなど

文化とは次世代に向けた記録であり、愛の集積物である。

フィリピンで食べた吉野家のラーメンと牛丼

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気になるお値段は、だいたいこれで250PHPくらい(550円)。

食べた場所は、マニラのマカティ地区にある大型商業施設SMモールの吉野家です。

私が入った時は、日本人はおらず、地元の人たちで賑わっていました。

日本の注文の仕方とは違って、入り口から店内に入ってすぐ横にカウンターがあるので、そこでメニューを見ながら注文します。

椅子について待ちぼうけすることがないよう気をつけてください。


メニューは、日本の吉野家と違って料理の種類が豊富。牛丼屋とはかけ離れたラーメンやお弁当などの品も見られます。

頼んだのは、牛丼とチャーシューメン。これチャーシュー麺ですよ。チャーシューと歌われていますが、これは路上で焼いてるバーベキューと呼ばれる肉と同じ肉ですね。

味はチャーシューチックでしたが、脂分が多くとてもチャーシューではありませんでした。まあ、豪快なのでこれはこれでOKとしましょう。

ラーメンの味は、どちらかというと薄味で、日本のラーメンほどダシが効いていません。日本に比べると量もイマイチ。

牛丼は、少なめでしたが、味は濃いめで日本人好みの味が再現されていると思います。


おまけ

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ローカルのお店で買ったご飯。撮り方が汚くて申し訳ない。
でも、これすごく美味しいんですよ。それでいて130PHPくらい(286円)という安さ!おすすめです。
ちなみにローカル飯はテイクアウェイする時は、ビニールに入れての持ち帰りになるので、皿があると重宝します。
とはいえ日本から持って行く必要はなく、現地のセブンイレブンに行けば置いてあります。



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日本円にして484円。フィリピンは、肉の値段が本当に安い。一本15PHPとか25PHPです。
これ合計10本だから日本だと1000円超えますね。
フィリピンは、肉の衛生管理が日本ほど行き届いてない分、徹底して焼くことになりますが、味も悪くない。
むしろその場で網で焼いてくれるので、脂が落ちてカロリーを抑えることができます。これもオススメ!
(ただし腐りかけ肉を使っている場合もあるので注意。)

共産主義の嘘

すでに歴史的に否定され尽くしている共産主義がが、ゆとりの目に映った共産主義の虚構を(小並感)でまとめてみたいと思う。

まず共産主義は前提に間違いが見受けられる。
共産主義の歴史発展の概念において、私有制が普及する以前の原始的な状態(原始共産制)は、争いや奪い合いのない理想的な状態とされ、この状態へ回帰することが目的とされている。
しかし、この画像を見れば原始共産制が平和だなどということはできないだろう。
私有制が未発達の状態とは、人々の階級が未区分であり、つまり農耕が普及していないということ。
原始共産制が、狩猟採集時代のことを指すなら、それだけ飢餓のリスクが高く、限られた食料を巡る奪い合いは日常の出来事だったのだと思う。

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日本史における原始共産制、つまり縄文時代にも、平和だったとされる一般論とは裏腹に争いは多発していた。原始共産制が平和などというのは虚構に過ぎない。


また、共産主義の目的とは、階級を否定して平等を実現し、資源の平等な配分を実現すること。
そのために、まず共産主義者は、革命によって政権を奪取する必要があると考えた。
しかし、階級の平等を実現しようとしているのに、前の為政者から政権を簒奪してトップに座ろうというのはどういうことだろうか。
それでは階級制度は継続したままだ。階級が存続するということは配分の不平等を伴うのだから、いずれ再び共産主義革命が起こるだろう。

その様相はさながら、天を目指して農民反乱の相次いだ中国史であり、彼の国と共産主義の相性が良かったことには納得がいく。
しかし、中国史と精神構造が似ているということは、政権が安定しないということだ。

要するに共産主義は、革命を起こした後のことについて考えられていない不完全な思想である。

以上、2つからゆとりの目には共産主義が虚構のように思えた。

南京虫で見たインド、東南アジア地域

東南アジアを回るときに気をつけなければならないこと。それは治安だったり盗難に備えた荷物管理だったり犯罪の手口だったりするのだろう。
それらの要因ももちろん大事なのだが、私が旅をする前に必ず事前確認するのが南京虫(bedbag)の存在だ。

私の初めての旅は留学先のインドだったが、清潔な日本で生きてきた自分には、当然のことながら南京虫の危険性なんて認識できていなかった。

だから無防備なままインドに入り南京虫に噛まれるのは避けられなかったのだが、
恐ろしいのは南京虫が作ったおびただしい数の出血性のカサブタでも、それによってできた痕でもない。

本当に恐ろしいのは、いくら払っても彼らが姿を消すことがなく、インドを離れて3年近く経過した今も自分の生活圏に残り私の血を吸い続けていることだ。 
この3年間、私は何度も彼らを振りほどこうと生活圏を変えてきた。インドから持ち帰ったお土産は付着している可能性が高いので全て処分した。服やバッグも新調したし怪しい物には水洗いや熱処理を徹底した。

しかし、彼らは未だに私のそばにいる。そして今こうして書いている最中も左の肘に彼らが作ったカサブタから血が流れている。


そう、彼らは旅人を見つけたら、その場で旅人の血液をすするだけでは収まらず、旅人の衣類や荷物に付着して旅人に乗って生活圏を広げていくのだ。

だから、南京虫に寄生された人は、何があっても自分の家に直帰してはいけない。
旦那さんがインド出張だったり(この場合は、清潔なホテルに泊まるだろうから危険性は薄いだろう)、子弟がインドへ旅行や留学に赴いた場合は注意しなければならない。

先ほども述べた通り、南京虫は生存力が強く、一度寄生したら中々駆除することができない。
そんな南京虫が何千万円もする家に住み着いてしまった場合に備えなければならない。

インドで詐欺被害に遭っても被害額はたいてい数百円〜数千円ほどのかわいいものだが、
南京虫はあなたに数千万円レベルの被害を与えかねない。

最初に、途上国で警戒しなければならないことに犯罪をあげたが、被害総額で見れば南京虫はそれらを上回るだろう。



したがって、これからインドに行く人は、このメッセージを心に留めておいてほしい。


インド旅は値段は安いが高くつく。南京虫が出るためだ。たしかに300円レベルの安宿はたくさんあるが、どれも危険なものだと。マイソールの300円宿には特に注意してほしいと。私はそこで寄生された。(あとホテルのフロントとは仲良くしたほうがいい。険悪になると南京虫部屋に案内される。マジです。)


最後に、自分が訪れた東南アジアの都市で南京虫が出た都市とそうでない都市を簡潔に書いておく。もちろん短い滞在期間でのことなので、私の滞在期間中にでなかったからといって、その土地に南京虫が絶対にいないとは言い切れない。だけど、誰かの参考になったり、あるあると頷いてくれる人がいれば幸いだ。


インド 全域が要注意エリア 日本への持ち込みを考えれば立ち入り禁止エリアかもしれない

シンガポール 安宿がほとんどないので清潔な宿に泊まることが多いかと思う。もちろん未出現。

インドネシア 汚い。要するにこのエリアにも南京虫は出る。バリ島は要注意。

タイ 滞在期間が短かったせいか出会わなかった。存在しないとは言い切れない。

マレーシア 1ヶ月の滞在期間中、出会った数は0。ただしこれも安全宣言にはならない。

サービス業者から受けるサービスの質を上げる方法。

当然の話だが、サービスを受ける側と与える側では考え方が異なる。
同じ対価に対してサービスの質をあげることは、受け手にとっては利益が増えるが、与える側にとっては負担が増えるだけだ。
また、同じサービスの供給業者が多いと、サービスを与える側は競争を意識してどうしても値引かざるを得ないが、サービスを受ける側はサービスを安く買い叩くことができる。

サービス業は、受ける側と提供する側で立場が真逆なのである。
最近よく思うのだが、サービスの提供者と顧客は、常にお互いの利益を巡ってせめぎ合っている。



最初にサービスを与える側と受け取る側では考えが全く違うと述べた。しかし、サービスを与える側と受け取る側とで完全に一致するものがある。それは「お金の重要性」だ。

そもそも、サービスの提供者は、お金の見返りのために顧客にサービスを与えるのだし、サービスを受け取る側はニーズを満たしてもらう報酬にお金を払うのである。そしてサービスと交換されるお金の量についても、両者で反対の思惑が生じることは言うまでもない。
当然、サービスの提供者は受け取る料金を最大化したがるし、顧客は支払いの最小化を目指す。
日本では馴染みが薄いが、海外ではこうした立場の違いが「交渉」などの行動に発展したりする。



そうだと言ってしまえばそれまでなのだが、時としてこの考えの違いがサービスを不当なものに変えてしまう。

料金を巡る提供者と顧客とのせめぎ合いの中で、顧客側が優位に立てばサービスを安く買い叩ける。
しかし、サービスの提供者に優位が発生した場合、何が起きるだろうか?
価格が不当に釣り上げられるのである。

例えば飲食業なら、本来なら請求されないようなサービス料が、チップなどと称して料金に上乗せされる。
宿泊業なら本当の料金を隠して相場よりも高い金額が請求されたりする。


しかし、それだけで済まない分野もある。こうした請求が「医療や教育」の場面に適用されたらどうなるだろうか?
医療や教育は、飲食業や宿泊業とは違って、サービスの提供が一度や二度ならず継続することが多い。
だから過剰請求が行われたといって、飲食業や宿泊業のように1回の単価が釣り上げられるだけでは済まない。

要は、提供者が継続的に利益を上げられるように誘導が行われるのである。

例えば、医療業界で患者に提供される薬は、患者が抱える病気の原因を断つものは少ないとされる。
薬の多くは、患者が抱える病気の症状を緩和し、患者を苦痛から一時的に解放することを目的としている。
これは患者を病から解放して得られる利益よりも、患者の病を継続させて症状を緩和させる処理を繰り返した方が、得られる利益が大きいという医療業界の判断のためだという。
だから大げさかもしれないが、現代医療の多くは詐欺と言うこともできるのだろう。患者のほとんどは医療業界に騙されているのだが、医療業界と一般人の知識ギャップが大きすぎて是正されずに無視されている。
知識ギャップで医療業界側に優位が生じた結果、不当な診療が行われている節さえあるのである。(もちろん現代医療は人類を病や苦痛から救っているのであり、筆者は近代医学のすべてを否定するつもりもないし、それにふさわしい知識も経験もない。)

また、医師の中には、医療処置をわざと失敗させ、再診や治療を繰り返すことで利益を増やそうとする腐ったような人間も存在している。


では、こうしたサービス業者から顧客が身を守るにはどうすればいいのだろうか?

それはお金に直結したリスクを認識させることだ。
前述の通り、サービス提供者の優先項目は概ね金なのだから、サービス意識の低さが収益の低下につながることを深く認識させてやればいい。

とても簡単だ。
名刺をもらい、所属と名前を読み上げるのだ。
例えば医師の場合なら、出会い頭に名刺をもらい「〜病院の〜さんですね。今日はよろしくお願いします。」とでも言えば医師の側に緊張感が生まれるだろう。
相手に間違ったサービスを与えれば、口コミサービスなどを介して所属病院の評価が落ち、病院全体の収益が損なわれかねない。そうなれば医師個人の収入も落ちるのだから意図した誤診など行えるはずもない。

先ほども述べたように、サービスの価格は、提供者側に優位が生じれば、釣り上げられるリスクが発生する。
名刺を確認することによって、サービスの担当者と所属組織の評価は連動され、担当者個人のミスは組織全体のミスとなる。そうなるとサービスの担当者も簡単には間違いを犯せなくなる。サービスを怠れば、結果的に自分が損することを教えてやればいい。
むしろ、所属組織の評価を保とうと一生懸命にサービスを行ってくれるだろう。


医療などの場面では、どうしても医師と患者の知識格差によって医師が優位になるのだが、名刺確認によってプレッシャーをかけることで、彼らに優位が生じることを防ぐことができる。

韓国人の日本移民ブームがくるのではないか

現在、日韓の査証制度においてはノービザでの渡航が許可されていますが、人の移動が自由化された結果、訪日韓国人は2012年の204万2775人から、2016年には509万302人と伸び率40%以上の上昇傾向にあり、外国人の訪日ブームを活気付けています。


訪日韓国人が増えることに対して賛否あると思いますが、
今回、私が韓国に渡航してみて思ったのは、これから韓国人の日本移民ブームが来るのではないか?という印象でした。
一体それはなぜでしょうか。

以下3つに分けて理由を述べたいと思います。


1、物価と給与の面から

韓国の物価は日本とほぼ同じかそれ以上です。
正直、私も韓国に渡るまでは、韓国に裕福なイメージはなく、物価も貧困層の基準に抑えられているのだろうと思っていました。
しかし渡航しすぐに日本より安いのは電車代やタクシー代などの限られた領域であると気づきます。
先進国から発展途上国に移動した時のような、物価面での感動を韓国で味わうことは難しくなっています。

コンビニが普及しているのは韓国も日本と一緒ですが、そこで扱われている商品の値段は、日本よりも高いものが目立ちます。お菓子は質の良いものを買おうとすれば150円から300円は必要。
また、韓国では屋台や商店街が残っていますが、屋台で食べた安っぽいチヂミでも300円はしました。日本なら露店のたこ焼きみたいなものでしょうか。
韓国の物価は日本と変わりません。いや多くは日本以上なのです。


では、給与面はどうなのかというと、それが低いのです。
なんとコンビニ店員の時給は500円にも満たない額で、ほとんどは最低時給も適用されず250円−450円なのだとか。
給与が低い一方で物価が日本並みとなると生活苦は避けられません。韓国国民は、持つものと持たざる者に分離し、国内には大勢のワーキングプアがいることが予測されます。

そうしたワーキングプアたちは、より住みやすい環境を求めて海外に働き手を求めるのではないでしょうか。
筆頭はやはりアメリカ合衆国でしょうが、距離が近く、安全で物価が安く、韓国に比べて高給与の日本が候補地に挙がり安いことは容易に想像がつきます。

また自民党が推進する移民受け入れ政策も追い風となるでしょう。

同じ仕事を隣国の日本でやるだけで給与は2倍以上に膨らみ、物の値段は韓国以下という優れた環境を求めて韓国人は日本への移民に積極的になるでしょう。





2、両国のシステムがほぼ同じなので困らない
また韓国に入国して驚いたのが、街の景観や交通システムなどが非常に日本と似ていたことです。
韓国は日本の統治と指導のもとで近代化した国です。ですから開発に日本の技術や技術者が用いられたことは容易に想像できます。しかし釜山などの中心都市の景観は、東京の都市とほぼ同じで、違うのは本当に人と看板のハングルくらいだったりします。タイをはじめいくつかの東南アジア諸国のインフラも日本と似ていますが、韓国の場合はあまりの酷似に誰もが驚くでしょう。
要するに、国境をまたいだ時に生じるはずの違和感が少ないのです。

電車も、駅の券売所で乗車券を購入して乗車するまでの流れは日本とほぼ変わりません。
違いがあるとすれば、韓国の大衆鉄道は地下鉄がメインなこと、券売所から出てくる乗車券が日本のような使い捨ての紙チケットではなく、使い回し可能なプラスチック製のコインやカードを使った電子認証形式なことくらいでしょうか。ちなみに、このコインは紙資源の節約のために導入された仕組みで、チケットの放棄を防ぐために乗車券の料金に保証金として500W(約50円)が加算され、目的地の改札口を出たあとで横の機械に挿入して払い戻しを受ける仕組みになっています。
この点は、少し日本とルールが異なりますが、一回経験すれば問題なく使えますし、日本の電車の方がシンプルなので韓国の人が日本に来て困ることはないでしょう。



3、距離が近いので、旅行を安く、早く済ませることができる
なんといっても、距離が近く、移動が容易なことは見逃せません。
韓国から日本までフェリー1本で移動できますから、日本に移住しても休日などを利用して簡単に母国へ帰国することができます。
同じ先進国でGDPの高いアメリカやドイツへの移住は時間も費用 もかかりますが、それに比べると隣国の日本の方が楽ですよね。


4、日本の女性は優しい
韓国に渡って気の強そうな女性を多く見ましたが、実際に強いようです。笑
そうした気難しい韓国女性を扱うよりも、優しくて断るのが苦手な日本女性の方が恋人にするには簡単でしょうから、これも韓国人の移民モチベーションになるかもしれません。AVなんかも韓国人の間で見られているようですしね。

インドやフィリピン、インドネシアの都市は何故不衛生で臭いのか考えてみた

それにしても、インド、インドネシア、フィリピンとインフラの荒さ、街の不衛生さはどこか似ている。
街には共通して特有の臭いがあり、それは決して心地よい臭いではなく、腐敗臭に分類されるような悪臭である。

フィリピンの街を歩きながら、その原因がどこにあるのか考えて、少し気づいたことがあったので忘備録として残しておきたい。


まず不衛生な都市に共通しているのは、市民のポイ捨てが日常化していること。
こうした都市では、市民にゴミはゴミ箱に捨てる意識が欠如し、また都市のゴミ箱設置率も低いので、自ずと河川や歩道がゴミ捨て場となる。こうしたゴミは運が良ければゴミ回収業者が回収するが、多くの場合は放置され、やがて腐敗していく。そうして腐敗したゴミが悪臭の原因になるケースだ。こうした都市では、自宅周辺の掃除をする婦人がゴミを集めても拾うことをせず、ホウキで自分の生活圏から排除するだけの掃除風景が観察されたりする。要するに、市民に都市衛生の概念がない。

また、もう一つは、インフラの不備に原因が求められるもの。
インドネシアに関しては、滞在2週間と短く、インフラ観察も不徹底だったのでこれに当てはまるか分からない。
しかし私が見た汚い国というのは、たいていインフラがずさんだった。
何も都市の見た目の汚さが、市民の衛生観念の不足をもたらすなどという心理的影響の問題ではなく、インフラのもろさが都市の不衛生さに直結しているように見受けられた。
最悪なのがインド。この国では歩道のコンクリート舗装すらされていない地域が多く、雨が降ると水たまりができてぬかるみが生じ、長期間放置されることでゴミの多さと相乗して細菌発生率が高まり、悪臭が漂ってくる。おまけにこうした土地では牛が放牧されていることが多く、道に放置された糞尿が雨水と一緒に広がって大地と同化することが多々ある。大地は大変肥沃なのだろうが、靴は犠牲になる。

またインドの少しマシな地域でも、フィリピンの平均的な都市と同じようにインフラの老朽化が激しい。こうした都市では、どうやって起きるのか分からないが、歩道のコンクリートなど至る所に削れや崩れが観察される。おまけに海に面した国で降雨量が多いので、こうした隙間に水がたまり、下水に運ばれることもなく放置されて悪臭が発生しているようだ。また、フィリピンのマニラでは、地面と歩道の段差の間の勾配がなぜか急になっており、そこに雨水が溜まるパターンも見受けられた。日本も島国なので雨が多いが、雨が降ったからといって翌日都市が臭うなんてことはめったにない。日本と不衛生な国の違いは何かと眺めていたら、どうやら下水が機能していないようである。いや、マンホールは設置されており下水は存在するようだが、雨水を下水に運ぶための排水溝が圧倒的に少ない。日本は排水溝が多いので雨が降っても雨水は下水に誘導されて残らないが、フィリピンの都市には下水はあっても何故か排水溝の数が少なく雨水が地面に残ってしまうようである。おまけに地面はコンクリート化されて水はけも悪くなっているため、水が長い時間、地面に滞留してしまい、悪臭が発生してしまうようだ。
これは完全にインフラ整備の不備が原因である。特に下水道の機能不全によって不衛生が生じているように感じる。

まあ屋台が盛んなことも指摘できるだろうが、腐敗物を売りつけるようなことはないので(インドは例外)これには言及しない。


途上国の都市建築には、先進国からODAが支援金として拠出されているはずなのに、都市の基本的な枠組みに資金が投下されていないことには遺憾の念を禁じえない。
市民の衛生観念の欠如も原因として挙げたが、まずは都市そのものが美化されないと、市民の衛生感覚も追いて来ないはずだ。
インフラ整備は公共事業としての側面もあり、後進国共通の課題である雇用増加にも寄与するはずなので、まずはこちらを積極的に進めてほしいと思う。

落書き。マニラにて

セブ市とマニラに違いがあるとすれば、メトロの有無くらいで、街の景色などは互いによく似ている。飛行機から見下ろした風景では、若干マニラの方が都市の蛍光は煌びやかだったか。
セブ空港からマニラ空港に着くと、どの空港もそうなように、外にはたくさんのタクシーが客を待ち構えていた。彼らからすれば私は外国人。貧富の格差が激しい土地にあって、自分なんかは格好の獲物なんだろうなと考えながらも、到着は深夜12時と遅かったので素直にタクシーに乗車。
しかし有難いことに、フィリピンの空港では外国人客への詐欺に防止措置がとられていて、空港付近限定で黄色タクシーが利用できる。この黄色タクシーは、運転手になるために特別なライセンスが必要で、それだけ信頼のおける運行が期待出来る。経験上、運転手も白タクより洗練された雰囲気の人も多く、態度も献身的な気がした。おそらく遠回りや料金の過剰請求の心配はないはずだ。


マニラ空港付近の安宿、ウィンストンホテルに宿泊。このホテルは現地ではラブホ利用がされているらしく、日本のネットカフェのように利用時間に応じて料金が変化していく。
2Hからの利用が可能だが、私は24H利用で宿泊。
またチェックインの時間によっても料金が変わるようだ。
深夜の24H利用では1400ペソほど(約3000円)。途上国の安宿にしては高い。
とはいえ内装は老朽化が激しいものの、私が泊まった部屋は壁2面と天井がガラス張りのラブホらしい作りになっていて、一人でも雰囲気は楽しめたと思う。
その後マニラのいくつかの宿に泊まったが、ネットの噂通り、フィリピンの宿は他東南アジアに比べ割高な気がする。滞在中に泊まった宿は基本どこも1200ペソオーバー(約2600円)。それ以下は設備の劣化が激しいことが多い。ただしセブで見つけたANRIホテルでは、最安価の780ペソ(約1800円)で設備も及第点。
(ここは、部屋の狭さは気になるが、WIFI、クーラー完備という嬉しい作りでお勧めできる。できたばかりらしくタクシーの運転手に伝えても通じないことがある。セブの2nd Villa Amores Street Apas, Lahugにある。)セブ旅行では拠点にさせたもらったホテルだ。

フィリピンでは、ホテルの値段は高いとはいえ食費や酒代などの生活用品は、現地の貧困層に手の出せる値に抑えられている。
インドでもそうだったが、貧困が克服されておらず路上生活層が社会階級として固定している国というのは、最低生活者を圧迫しないように物価が押し下げられる傾向があるように感じる。
フィリピンに入って感じた既視感の正体は、インドとの階層構造の類似のせいなのかもしれない。

不謹慎かもしれないが、外国人には嬉しい限りの低価格を目一杯使ってやろうと、チェックイン後に早速コンビニへGO。フィリピンではセブンイレブンやMINI STOPなど日系のコンビニが目立つ。ホテル付近の地理はわからなかったが、旅の勘を生かして線路沿いに進み、コンビニを発見することに成功。ここで75ペソ(180円)の弁当やらサンドイッチを購入してホテルへ戻る。途中、狭い歩道で売春婦やバーのお姉さんに声をかけられるが怖すぎて目を合わせないよう無事ホテルへ戻った。

フィリピンのホテルはどこも部屋の明かりが弱く薄暗いことが多い。そのため本を読んだり作業をしたりする場所としては違和感を避けられないかもしれない。この日もやはり疲れていたので素直に瞼を閉じ、明日からの散策に備えるのだった。

こうしてパサイからマカティ〜エルミタへと続く私のマニラ旅行の幕が切って落とされた。
続かない。