日本で清貧を貫くことが難しい人は一度貧乏な国を一人旅してみるといいと思います。
多分30万円もあれば、入国・帰国代含めて2ヶ月分の支出はまかなうことができます。
その期間でコモディティの原価を理解できれば、日本で浪費することのバカバカしさを理解できて、結果として節約志向になれると思う。
自分が南インド放浪を行った際、月あたりの出費は約8円でした。
インドでは、チキンビリヤニ(日本でいう焼き飯のようなもの)1杯が150円で食べられる上に家賃も賃貸すればワンルーム1万円ほどで済み(ただし現地人とのルームシェアが基本)、屠殺したての鶏も一羽まるごと300円で手に入ったりします。
日本で同じものを購入すると、焼き飯ならどんなに安くとも300円ー400円はするし、家賃もワンルームなら3万円、屠殺したての鶏などはおそらく1500円以上しますよね。
そんな日本から物価の安いインドに行くと、まさに買い叩きの経験ができるわけです。
そしてそんな経験をもって帰国してみると、あらびっくり。
国内製品の消費は、搾取されてる気がして、気がすすまなくなるのです。
もちろん、衛生面や安全面でみると日本の方が管理がしっかりしており、その面を重視する方にとって日本の商品価格は適正なのでしょう。
しかし、そうした厳重な管理を施すためのコストが、中間費用として私たちの知らないうちに価格に上乗せされていることは知っておいて損はないと思うのです。
コモディティそのものの値段は安く、日本人である私たちはコモディティを割高で消費しているということは、厳重な管理がしかれた日本から出てみないと理解できません。
浪費癖が治らないという方は、ぜひ一度海外に渡航されることをお勧めします。