Ossan's Oblige "オッサンズ・オブリージュ"

文化とは次世代に向けた記録であり、愛の集積物である。

イチゴ鼻が治った件について【洗顔剤、毛穴パック、両方あかんで】

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どうしても鼻の黒ずみを綺麗にしたいという焦りから、市販の洗顔クリームでゴシゴシ洗っていませんか?

特に洗顔薬で洗浄するだけという場合は、毛穴の状態が悪化するだけなので今すぐやめましょう。

私のイチゴ鼻が改善した経験をシェアしたいと思います。





いきなりショッキングな画像を投稿します。

一時期、自分の鼻はこんな感じでした。



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鏡で日に日に黒くなっていく毛穴を眺める度に焦燥感に駆られ、焦りから誤った治療法を繰り返す日々を過ごします。

人と会話していても、毛穴を見られているのではないか?という余計な不安がよぎってしまう。

イチゴ鼻が改善した今、振り返ってみると、意味のない焦燥感に駆られていたなという気持ちです。


私が実践してきた誤ったイチゴ鼻治療の事例から紹介しましょう。

1. イチゴ鼻治療の失敗例

1-1. 洗顔剤でゴシゴシ洗ってクリームもつけずに放置

これは多くの人がやりがちな失敗だと思います。

この方法では、毛穴の黒ずみは改善せず、むしろ悪化するばかりでした。

たしかに洗顔剤は、顔の脂を取り除いてくれます。
そのため洗顔後は、不純物が取り除かれたスッキリした肌感覚を覚えることでしょう。

その気持ちよさから、「肌にとってもいいことをしている」という感覚を錯覚し毎日繰り返す、けど治らない。

むしろ「悪化している気がする」。

いえ、確実に悪化していました。

その理由は、洗顔剤に含まれる成分が、毛穴を保護するための脂まで除去してしまうからです。

たしかに洗顔剤には、ニキビ菌といった皮膚病の原因菌を除去する効果がありますが、皮膚を保護するバリア機能も一緒に破壊してしまうのです。

脂が担っていたバリア機能がなくなると、外気に晒された毛穴は、あわてて角栓を増やし自らを保護しようとします。

急いで増やした分、厚みも増します。


洗顔薬が肌のバリア機能まで壊してしまうことへの対処法は、保湿クリームを塗って、毛穴を守ってあげることです。

人によっては、ニキビ菌の活動が強く、洗顔薬で退治しなければならないこともあるでしょう。

その場合は、一緒に取り除かれてしまう肌の脂分を保湿クリームで補い、必ず肌を保護してあげましょう。

1-2. 毛穴パックで汚れを剝ぎ取る

「毛穴の黒ずみを悪化させるから止めろ」という先人の口コミが出回っているこの手法。

販売業者さんには申し訳ないですが、口コミの信憑性は正しいと思います。

なぜなら、毛穴にダメージを与える方法だからです。

毛穴に詰まっている角栓は、意味なく存在しているのではありません。

毛穴を覆うことで、毛穴を細菌の侵入から守っているのです。

それなのに、物理的な強制力で剥ぎ取れば、毛穴の健康が損なわれてしまいます。

確かに一時的には、黒ずみが消えてくれるかもしれませんが、永続することは絶対にありません。

自然に備わったバリア機能を取り戻すために生体作用が働き、角栓が作られるからです。

おまけに粘着テープによる強い衝撃で剥ぎ取る分、毛穴は「今度は負荷に耐えられるように」と角栓の厚みを増してくる可能性が高いです。

毛穴の防護作用を破壊する点では、「洗顔薬で洗ったまま放置」というやり方と同じで、効果を期待することは難しいでしょう。

むしろ悪化することが約束された手法といえます。

1-3. 洗顔後に2000円程度の保護クリームを塗ってマッサージする

一番無難な解決策として広まっているこの方法。

しかし経験上は、洗顔と保湿クリームのセットを用いても、毛穴の黒ずみが改善する気配はありませんでした。

洗顔直後は綺麗になって満足感を得られるけど、翌日になると悪化したような毛穴状態になることがほとんど。

毛穴は私たちに何を求めているのでしょうか?


2. 効果があったのは、洗顔剤もクリームも使わず、水で優しく洗うこと


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角栓は、毛穴に備わった保護機能です。

これを脅かすと、毛穴は自らを保護するために、角栓をより厚くして脅威に備えようとします。

毛穴を脅かす要因は乾燥や細菌が基本ですが、洗顔剤や毛穴パックが毛穴にダメージを与えるのであれば、これも要因になり得ます。

これまで述べてきた通り、毛穴ダメージに対する保護作用が働くことで毛穴の角栓は厚くなります。

美容業界が他の商品を売りつけるために、わざとイチゴ鼻が悪化するような商品を開発してるんじゃないか?と思うこともしばしば。


そうなったとき、一番の妥協策は、洗顔後の加湿クリームということになるのでしょう。

しかし、洗顔後に失われた毛穴の保護機能を完璧に補えるような保湿クリームは、市販薬にはほぼありません。

私の場合、洗顔剤とクリームの組み合わせで悪化したので、ためしに2週間の間、丁寧な水洗浄だけを徹底しました。

すると、以前あった黒ずみは消え、健康的な褐色がうっすらと見える程度の、健康的な毛穴状態を取り戻すことができたのです。

以降、洗顔剤は使わず、丁寧に水で洗った顔を保湿クリームでケアするというパターンで統一しています。


いまや、毛穴の悩みは綺麗さっぱりなくなり、目の前の課題に集中できるようになりました。

洗顔剤や毛穴パックをいくら使っても毛穴が綺麗にならないという人は、水洗浄+保湿のパターンを試してみてください。


3. 普遍的な治療法は毛穴をいたわること

今回紹介した方法は、あくまで私のイチゴ鼻が治った例に過ぎません。

私がうまくいったからといって、同じやり方で万人に効果を発揮するとは限りません。

しかしながら、毛穴の健康回復のために役立つ法則性は提唱できたのではないかと自負しております。

つまり、毛穴本来の保護機能を破壊しない。破壊すると、再び保護するために角栓の厚みが増すという思考の方向性に間違いはないはずです。

毛穴の黒ずみを直したいのであれば、毛穴本来のバリア機能を壊すことがないよう、毛穴に優しい生活を心がけましょう。