気になったことなど

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途上国へ海外一人旅する日本女性の身に降りかかる危険性

女性の権利概念など人権概念の希薄な後進国地域に女性が一人で入ることには、当然のことなからリスクが生じます。
私自身、海外旅行経験は長くないのですが、海外に行ったことのある人なら、海外で見る日本女性を危ないなーと思ったことがあると思います。
日本女性の海外一人旅に降りかかるリスクには一体どのようなことがあるのでしょうか。
以下3つを挙げてみたいと思います。


1、お金のリスク
日本人すべてに言えることですが、性善説の人が多すぎます。これは信頼が日本社会の基礎として定着しているためで、嘘をつくことは悪いこと。人を騙すことはいけないこと。と私たちは幼い頃から教え込まれるためでしょう。そのことを反映して、商売でも価格は定額制で、最初から値札や料金表が用意されています。人によって料金が変わることはありません。
しかし後進国では交渉制が基本です。
先進国や現地の大資本が営むスーパーやコンビニに商品に入らない限り、値札はついていないことが多いし、露店で提供されているサービスや飲食店には料金表が用意されていないことも多いです。
そうした料金が固定していないお店では、客によって料金が変わることが日常的に起こります。
インドのリキシャでは、現地民に対しては20ルピーで済む運賃が、外国人に対しては200ルピーになります。(もちろん交渉で下げることはできる)
フィリピンは比較的詐欺の少ない地域のように感じましたが、それでも店によっては現地民と同じサービスで3倍以上の料金を請求されることがあります。

そうした海外の様相を描いたのがドラクエ3アッサラーム商人だったりしますが、実際に途上国ではこれが露骨に起こりました。
上に挙げた料金面のぼったくり詐称以外にも、ガイドと称してお客をお店まで誘導することでお店から中間費用を得ようとする現地民やタクシードライバーがいます。インターネットのアフィリエイトと同じ手口です。ちなみに、このやり方では、ガイドへの成功報酬の支払いが客の料金に上乗せされるので自動的に高額請求になることが多い。
いきなり「フレンド」といってくる人間に多いのですが、必ず裏があるので注意しましょう。

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「いらっしゃい、わたしのおともだち」


このような性善説の通用しない地域に、日本女性を放り込めば詐欺被害の対象になることは明らかです。男性でも頻発するのですから、女性なら尚更気をつけなければなりません。
対策としては、女性だけで途上国に行かないことです。


2、性犯罪のリスク
当然ですが、人は一人では生きていないので、問題が起きたとしても、それはあなただけの問題ではすみません。海外で性犯罪にあった場合、被害者本人が傷つくことは当然ですが、それと同じかそれ以上に傷つくのが周囲の人間です。
独り身で誰からも相手にされない女性でないのなら、海外での性犯罪というのは、最も避けるべき犯罪といえます。
自分勝手に身を危険に晒すべきではありません。

後進国は、女性の権利が約束された先進国と違って、女性蔑視≒男尊女卑の強く残っている地域が多いです。
男尊女卑とは、女性の社会参加が否定されていた中世に作られた価値観です。仕事をしない女性よりも働く男性の方が絶対的にえらく、したがって女性は男性の言うことに従わなければならないという論理です。産業革命が起こり、女性の社会参加が盛んになり始めて既に2世紀以上が過ぎますが、世界にはたくさんの貧困国が残されています。
こうした貧困地域では、まだまだ男尊女卑の勢いが強く、そのため女性の社会参加が難しく、たとえ論理がデタラメでも男性の主張が無理やりに通ってしまう地域が少なくありませんです。(パキスタンなど)
そのため、男性の性的要求に女性が巻き込まれ、性犯罪の被害者になる可能性が先進国に比べて格段に高まります。
またそうした被害を現地の警察に訴えても「仕方がない」で処理され、加害者は野放図に放置、被害者は泣き寝入りというケースも少なくないようです。

例えば、2011年のエジプト革命の取材のため、エジプトに訪れていたアメリカのララ・ローガンさんが取材中に群衆に集団レイプされる事件が起こりました。
ローガンさんは、インタビューの中で「自分がやめてと言えば群衆はやめてくれると思っていた」と語っています。
先進国の恵まれた環境で育ったローガンさんには、後進地域の男尊女卑が理解できなかったのです。
その結果、彼女の体は野蛮な男達に弄ばれてしまいました。
報道にローガンさんの家族の声は載せられていませんでしたが、事件を通して彼女の家族がひどく傷ついたことは明らかです。

先進国で生まれ育った時点で、日本女性の境遇はローガンさんと99%同じだといえるでしょう。
ローガンさんの「やめてと思えばやめてくれると思った」
という声は日本女性の口から出てきてもおかしくない言葉です。

誰だってどこの者かわからない馬の骨に弄ばれて、自分自身と家族を傷つけたくはないでしょう。
対策としては、女性だけで途上国に行かないことです。


3、キャリアのリスク
江戸時代には、いわゆる鎖国政策が採られました。
幕府は外国との関係を政府の管理下に置き、外交・貿易・治安を支配下に置くことを目指していました。
この制度において、一度海外に出た日本人は、二度と日本の地を踏めなかったとされます。帰国が見つかれば海外追放、または死刑という厳しさ。
要するに、幕府は一般国民に外国の事情を知って欲しくなかったのです。幕府が作った枠組み以外の生き方をされると、幕府の統治が揺らぐ危険性があると考えたのでしょう。

この様相は、1868年の明治維新から約150年が経つ現代日本においてもあまり変わっていません。
日本では、終身雇用が当たり前で、定年まで同じ企業で働き続けることが理想とされ、奨励されています。
それを破ることは許されていないのです。

よくよく考えてみれば、高校、もしくは大学卒業後に会社に入って定年を迎えるまでの約40年間をひたすら1つの会社で過ごすというのは、不自然なことです。
18〜24歳の未成熟な期間に決めた会社が30代や40代になってから理想的な成長を遂げているとは限らないし、社会の変動も考慮されていません。
普通であれば、状況や考えの変化に応じて、環境を変える自由が与えられても良いのではないでしょうか。


しかし、日本企業では、20代、30代の低い給料に耐えて、40代、50代を同じ企業で迎えない限り、昇給を受けられず賃金が上がらないのだから、国民はこれに従うしかありません。しかし50代も後半に入り定年が見えてくれば、かつて自分がされたように若者を私物化し、会社の支配者として資源を貪ることができる。
そうして無事定年を迎えれば、退職金という「報い」を受けられるのです。入社から満額の退職金を受け取って年金生活に入るまで約40年。6回以上小学校を卒業できる年数。気づいた頃にはもう60代です。
定年後の青春という言葉を見たことがありますが、実際は、天国に足を突っ込んでいる年代ですよね。
とはいえ、日本は教育や住居にひどく金のかかる国です。理不尽を感じながらも、結婚して妻子を養うという普通のライフスタイルを送るには、このルートに乗るしかないのが現実です。

一方、海外(欧米圏)の労働観は労働懲罰説の考えに貫かれており、労働を「仕方なくやるもの」としてみなす向きがあるようです。とはいえ、欧米はプロテスタントと資本主義を成立させた人々ですから、しっかり働きます。しかし、無駄な努力を省き、労働を短縮することを欠かしません。特に労働の階層分けが明確で、上下の役割、給与格差が大きいことが有名ですね。(過酷で本当に大変な労働は、戦争捕虜や植民地住民の強制労働で賄ってきた・・)
また、長期休暇の存在があるため、社員の労働モチベーションを一定以上に保たせることに成功しているようです。
日本で大型連休といえばゴールデンウィークと正月くらいのものですが、欧米圏では、3〜4週間単位のバケーションが当たり前に用意されているようです。
高度専門職の人たちは、会社側も長期の間抜けられたのでは困るのでなかなか休みが取れないと聞きますが、その分の給与は休んでいる人たちに比べて跳ね上がるのだとか。
日本は、能力差や態度が給与に反映されにくく均一的ですが、欧米では成果に対する報酬差がはっきりしています。評価基準が明確であるされることから、欧米の労働環境に憧れる日本人も少なくないようです。


とはいえ、外国の労働事情を持ち出して日本の労働制度を批判するつもありはありません。制度は国ごとに、根底にある文化によってまちまちであり、長所があれば短所もあります。
実際、日本の仕組みは国民の労働参加を一定以上に保つものとしては、完成されたものであり、かつ最低賃金があり、無駄遣いさえしなければ暮らしていけるだけの給与水準が保障されているのですから、一人の国民として洗練された仕組みには敬意を払いたいと思います。また、一箇所で黙々と努力する姿勢が日本製品の品質の高さの源であり、自動車などの世界的需要に貢献していることを考えれば、今の世界に必要不可欠なものと考えることもできます。

しかし、一度海外に出て戻ってくると、こうした日本的な制度に従うことに疑問が生まれてきます。
一度しかない人生を一つの場所で過ごし続けることが果たして正しいのか?今は働く場所も働き方も選ぶことができる。最近宣伝などでこうした話題が喧伝されているけど、海外に出て外国の労働者の姿を見るとまざまざと自分の将来を考えざるをえなくなる。

海外一人旅はこうした疑問を若者の脳裏に浮かばせる。・・だから危険なのです。


冷静に考えてみればわかる通り、日本は外国から出稼ぎ労働者がやって来る国です。日本の労働環境は世界的には恵まれたものであり、世界から羨望される環境なのです。
なんといってもGDP世界第3位の国。世界上位のお金持ちは多くないけど、1億円レベルのお金持ちの層は世界1位。
そんな国に本国人として生まれ、言葉をネイティブに使うことができ、正規採用のチャンスが至る所にあるというメリットを持っていながら、海外短期旅行で得た一時的な陶酔によって日本でのキャリアを安易に放棄するのは間違いでしょう。

そうした安易な選択の結果、仕事のキャリアを積むこともできず、何事も中途半端に一生を終えるような人になってはいけません。
特に日本は労働者としての女性を戦力外とみなす傾向がありますから、女性はちょっとしたことで容易に働かない方向に進んでしまいます。
(風俗業界の興隆も日本女性の労働嫌いの表れではないかと思う)
ほとんどの女性は凡人であり、マネタイズの訓練もされていません。そんな女性に海外の快楽を与えて物事がうまく進むとはいえないでしょう。後先考えない遊び半分の海外一人旅のせいで、日本でのキャリアが台無しになるかもしれない・・。そうしたリスク認識が必要です。

対策としては、物事を慎重に考えること。マネタイズの技術を身につけておくこと。くらいでしょうか。

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