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文化とは次世代に向けた記録であり、愛の集積物である。

歴史学習に効果のある、光栄の「蒼き狼と白き牝鹿」を効率的にプレイする方法

蒼き狼と白き牝鹿」シリーズは、1985年より光栄(現・コーエーテクモゲームス)が発売を開始した歴史シミュレーションゲームです。

12〜13世紀のユーラシア大陸を舞台に、全ユーラシアの支配を実現することがゲームのクリア条件となりますが、

単なる戦争ゲームの枠を超えて、軍事、経済、気候、人物といった要素が概ね史実に忠実です。

そのため、面白い上に学習効果も期待できるゲームとして、筆者は全年齢層にプレイを推奨しています。

学生の方なら学習に効果があるでしょう。(学生は何をしたらいいか分からずに時間を持て余しがちだが、そういう状態にある人に特にプレイしてもらいたい)

社会人の方なら海外に目を向け、知るきっかけになるでしょう。

すでに歴史好きという人は、史実を舞台とするゲームなので大いに楽しめ、さらに理解が深まるでしょう。

つまり、史実の再現にこだわっているため、プレイして絶対に損はないのです。


光栄のファミコン時代の歴史ゲームには、

中国の戦国時代をテーマにした「三国志

フランス革命を扱った「ランペルール」

そして誰もが知る日本戦国時代の「信長の野望」シリーズがあります。


これらはいずれも面白い上に歴史理解にも役立つ、有益な作品なのですが

光栄のゲームには、プレイを妨げるある共通の欠点があるのです。

それはプレイに時間がかかりすぎることです。

47都道府県の代表で人生ゲームをすると考えれば分かりやすいでしょうか。

ゲームには、勢力を単位とするプレイヤーの数が40や50個は登場します。

これらのすべての主体が、世界覇権を目指して戦略を練って行動していくため、プレイに膨大な時間がかかってしまうのです。


当時のAI能力ですから、次のターンが回ってくるまで1分くらいかかりますし、

各主体が戦争を起こすと、さらに待ち時間は長くなります。

正攻法でのプレイでは、どう頑張っても攻略に数日はかかってしまいます。


とはいえ、これらのゲームには、面白いだけでなく史実の歴史が記述されており、

光栄が果たした人類への貢献を役立てないことは罪であると私は確信しています。

では、光栄のゲームが抱えるプレイ時間の長さを短縮するには、どうすればよいのでしょうか。

本記事では、歴史学習に効果のある光栄のゲームを、効率的に遊ぶ方法について説明していきたいと思います。




光栄の歴史ゲームは、せっかく面白さと有益性の両方を備えているのに

唯一「時間がかかりすぎる」問題点を解消できていません。

もちろん、ゆっくり遊ぶことがゲームの醍醐味だったり、じっくり戦略を練りながら遊びたいという人もいるでしょう。

しかし、みなさんは学校やお仕事で時間にゆとりのない方がほとんどでしょうし、

じっくり進めたい人でも、2周目、3周目と慣れてくると、サクサク進めたい気持ちが出てくるものです。


そうでしたら、PCのエミュレーターでプレイするのがベストでしょう。

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エミューレーターとは、家庭用ゲーム機本体の機能が実装されたアプリケーションのことです。

ファミリーコンピュータスーパーファミコンに対応したエミュレーターが存在しており、

このエミュレーターに、ソフトのファイル(rom)を読み込ませることで、PC上でゲームをプレイすることが可能になります。

こうしたエミュレーターのダウンロードは、違法性もなく、基本的に無料です。(romのダウンロードは違法)

そして、エミュレーターでのプレイには、実機にはない多種多様な機能が実装されているのです。


そのひとつが「倍速機能」です。

これを使えば、DVDの早送りの2倍,4倍,8倍・・・といった要領で、ゲームのコマ送り(≒進行速度)を速めることが可能になります。

つまり、この機能を使えば、光栄の歴史ゲームが持つプレイ時間の問題を解決できるというわけです。


その他にも、セーブポイント以外の場所で、いつでもセーブできる「セーブ機能」

そして、セーブした記録を一瞬でよびこめる「クイックロード機能」

またデータを操作できる「チート機能」など

バラエティーに富んだ機能が用意されており、プレイの充実に大きな役割を果たしてくれます。


では、さっそくエミュレーターの機能を持つアプリケーションを、ダウンロードしてみましょう。

たまに開発者サイト以外から配信されているものがありますが、海外サイトが多くウイルス感染のリスクがあるため、開発元からダウンロードすることをお勧めします。

1つの機種に対して様々なエミュレーターが開発されており、それぞれに個性があります。

個人的には、

fcのなら「OpenEmu(OpenEmu - Multiple Video Game System)」や「nestopia(Nestopia - NES/Famicom Emulator)」

SFCなら「SNESGT(GIGO and Hii's Page)」を勧めています。


これで本体は用意できました。

あとは肝心のソフト(rom)を用意して、エミュレーターから開くことでプレイが可能になります。

romは、専用の吸い出し機を使って、実物のソフト情報をPC上にファイル化することで用意できます。

まずは、専用の吸い出し機を用意しましょう。

FC : [SRPJ]ファミコンの吸出しに ダンパーシリーズ New FC Dumper[SRPJ1840]


SFC : Superufo pro 8 輸入品

続いて、ソフトのカートリッジを用意し、上で用意した吸い出し機に装着します。

蒼き狼と白き牝鹿 ジンギスカン(FCソフト)[画像クリック]



蒼き狼と白き牝鹿 元朝秘史(FCソフト) [画像クリック]
※11,800円+送料と少々値がはります。倍速なしでもOKという方は、PC用ソフトが1200円から販売されているので、そちらをどうぞ。



あとは吸い出し機とPCをUSB接続し、吸い出し機の電源を入れてデータを吸い出すだけです。

吸い出したデータファイルは、エミュレーターから起動して遊べるようになります。

最近は、スマホ用のエミュレーターもあるようですね。
スマホでファミコン(ファミスタやってみた) - YouTube



なお、先ほど触れましたが、romを外部サイトから直接ダウンロードする行為は、法律により禁止されているため、注意してください。

現在は、司法の側に違法行為を特定することが難しく、発覚に至るケースが少ないため、違法ダウンロードが横行しているようです。

違法配信サイトは、検索で簡単にヒットしますが、

今後の警視庁の動き次第では、過去の違反行為が処罰の対象となる恐れもあります。


さいごに、ファミコンスーパーファミコンとなると、古くさいなあと思う人も大勢いるでしょうが、

光栄の歴史ゲームはゲームとしてもたいへん面白いですし、歴史に興味がない人に関心を持たせる糸口にもなるはずです。

人は、嫌いな対象を学ぼうとは思いません。

いま歴史に対して苦手意識を持つ人でも、ゲーム感覚から入り楽しいと感じられれば、少なくとも苦手意識を緩和できます。

うまくハマればゲームの舞台以外の時代も知りたくなり、結果として歴史が好きになるかもしれません。

こうした学習への有益性から、私は、光栄が残したゲーム群のことを、

1990年代に国産メーカーである光栄が果たした人類への貢献だと思っています。

そんな光栄の歴史ゲームも忘れ去られ、過去の作品となっていますが、

是非是非その存在を知っていただき、遊んでもらえるなら、1人の光栄ファンとしてこれほど嬉しいことはありません。