気になったことなど

文化とは次世代に向けた記録であり、愛の集積物である。

過去の相場研究① 価格の伸び率と期間-2

つづき。
前回同様、過去の相場研究を進めていきたいと思います。




6 イオン



最低 : 2000年3月24日 697円
最高 : 2006年1月13日 3150円
伸び率 452%
日数 2121日(5年296日)

最低 : 2009年3月13日 537円
最高 : 2015年10月2日 1959円
伸び率 365%
日数 2394日(6年204日)

イオンは、ITバブルの影響も小さく、2000年3月24日の697円から景気回復の中で株価は上昇に向かいます。
2006年1月13日に3150円を記録。
この間の伸び率は、452%。所要期間は5年296日です。

その後は、サブプライムショックに合わせて下落。
2009年3月13日に期間最低の1株537円をつけた後は再び上昇傾向に転じ、2015年10月2日には、1株1959円まで回復しています。
この間の伸び率は、365%。所要期間は6年204日です。

比較的安定した数字を残しているように見受けられます。
海外展開も盛んなのに、株価の伸びがイマイチなのはなぜでしょうか。
今後調べることに加えたいと思います。



7 豊田通商

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最低 : 2000年1月7日 303円
最高 : 2006年10月27日 3520円
伸び率 1162%
日数 2485日(6年295日)

最低 : 2008年10月24日 722円
最高 : 2017年9月25日 3745円
伸び率 519%
日数 3258日(8年338日)

トヨタと関係が深い割には、ITバブルの影響が見えませんね。どうしてでしょうか?
2000年1月7日に期間最低の1株303円をつけた後、景気回復に合わせて株価は3520円まで高騰します。
株価の伸び率11.62倍。所要期間は6年295日です。

サブプライムショックが起きると株価は下落に向かい、底は2008年10月24日の722円。
その後は上昇に転じ、2017年9月25日に1株3745円を記録するなど高騰を示しています。
伸び率は、5.19倍。所要期間は8年338日です。

やはり系列なだけあって、トヨタ自動車と値動きが似ている気がします。
財閥系の有力企業にもかかわらず2000年には300円代まで落ちていたとのこと。買い時でしたねえ。



8 ソニー(1946年設立)

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最低 : 1999年5月7日 11000円
最高 : 2000年3月3日 31000円
伸び率 282%
日数 301日(301日)

最低 : 2003年5月9日 2815円
最高 : 2007年6月1日 6940円
伸び率 247%
日数 1484日(4年24日)

最低 : 2012年11月30日 801円
最高 : 2017年7月21日 4539円
伸び率 567%
日数 1694日(4年234日)

ITバブルによる好調を反映して、1999年5月7日から2000年3月3日の約1年間の間に、株価は2.82倍の上昇を示しています。

その後は、株式分割に踏み切ったこと、ITバブルの崩壊が起きたことにより、2003年5月9日には1株2815円まで下落。
その後サブプライムショックまで回復を続け、2007年6月1日には1株6940円に達します。
この間の伸び率は、2.47倍。所要期間は4年24日です。

サブプライムショックの後は再び下落に転じ、2012年11月30日には1株801円の底をつけます。
その後上昇に転じ、2017年7月21日には4539円をつけて、現在なお上昇傾向を続けています。
この間の伸び率は5.67倍。所要期間は4年234日です。

ソニーもITバブルの直撃を受けていますが、ソフトバンクと違って値動きは安定しているように見受けられます。
企業の歴史が長いせいかもしれません。



9 パナソニック(1918年設立)

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最高 : 2000年11月2日 3160円
最低 : 2003年4月25日 881円
伸び率 -359%
日数 904日(2年174日)

最低 : 2003年4月25日 881円
最高 : 2006年4月21日 2855円
伸び率 324%
日数 1092日(2年362日)

最低 : 2012年11月9日 394円
最高 : 2015年5月29日 1831円
伸び率 465%
日数 931日(2年201日)

ITバブルの影響を受けたこともあり、2000年11月2日の3160円から2003年4月25日の1株881円まで株価は3.59分の1に縮小します。
所要期間は、2年174日。

その後は景気回復の中で株価は回復に向かい、2006年4月21日には1株2855円をつけます。
この間の株価の伸び率は3.24倍。所要期間は2年362日です。

リーマンブラザーズが破綻する頃になると株価は急落。
2012年11月9日には1株394円を記録します。その後、安倍政権発足後から株価は上昇に向かい、
2015年5月29日に株価は1株1831円を記録します。
株価の伸び率は4.65倍。所要期間は2年201日です。

ITバブル崩壊の影響を受けた割には、安定しているように見えます。


10 丸紅(1858年創業)

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最低 : 2001年12月21日 72円
最高 : 2007年7月20日 1188円
伸び率 1650%
日数 2037日(5年212日)

最低 : 2009年3月13日 272円
最高 : 2013年9月27日 796円
伸び率 293%
日数 1659日(4年199日)

2000年周辺にはITバブルの影響を受けたような値動きを示し、2001年12月21日に1株72円の底をつけます。
その後、2007年7月20日に1株1188円を記録します。
株価の伸び率は16.5倍。所要期間は5年212日です。

しかしサブプライム問題が顕在化すると、株価は急落し、
2009年3月13日には1株272円まで下落。
量的金融緩和政策導入の発表後に、2013年9月27日には1株796円を記録します。
株価の伸び率は2.93倍。所要期間は、4年199日。

丸紅という江戸時代創業の商社があるのですね。知りませんでした。
サブプライムショックあたりの急落を除けば、値動きは比較的安定しているように見えます。




11 三菱商事(1918年独立)
最低 : 2002年7月26日 700円
最高 : 2007年10月12日 3760円
伸び率 537%
日数 1904日(5年79日)

最低 : 2008年12月5日 1007円
最高 : 2015年6月12日 2798円
伸び率 278%
日数 2380日(6年190日)

三菱商事の株価には、ITバブルの影響は見受けられず同時期も安定的に推移しています。

2002年7月26日に1株700円の底値をつけると、景気回復とともに上昇し、2007年10月12日には3760円を記録。
株価の伸び率は5.37倍。所要期間は5年79日です。

その後、リーマンショックの後に1株1007円をつけ、ギザギザを刻みながら2015年6月12日には2798円まで上昇しています。
株価の伸び率は2.78倍。所要期間は6年190日です。

日本を代表する商社でありながら、なぜITバブルの影響が軽微なのでしょうか?
意外と値動きの上下が激しいことに驚きました。これは高い知名度から出来高が多いこともあるかもしれません。



12 セブン&アイ・ホールディングス(2005年に株式移転により設立)

最高 : 1999年8月20日 16900円
最低 : 2003年2月28日 2765円
伸び率 -611%
日数 1288日(3年193日)

最低 : 2003年2月28日 2765円
最高 : 2006年1月6日 5250円
伸び率 190%
日数 1043日(2年313日)

最低 : 2009年12月18日 1831円
最高 : 2015年8月14日 5842円
伸び率 319%
日数 2065日(5年240日)

セブン&アイ・ホールディングスも、1999年にネットショッピング事業に参入したため、ITバブルの影響を受けることになりました。
1999年から2000年まで株価の乱高下が目立ちます。
1999年8月20日の1株16900円を頂点として、2003年2月28日には、2765円まで株価は下落。
これは-611%の伸び率です。所要期間は3年193日。

その後は、景気回復の中で2006年1月6日には1株5250円まで回復。
株価の伸び率は1.90倍。所要期間は2年313日。


サブプライム問題が起きると、株価は下落に向かいます。
2009年12月18日の1株1831円から、2015年8月14日には1株5842円まで上昇します。
株価の伸び率は3.19倍。所要期間は5年240日。

セブンイレブン・ジャパン、そごう、イトーヨーカドーなどを傘下に収めているため、安定企業と呼べるでしょう。



日経平均株価

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最低 : 2003年4月25日 7700円
最高 : 2007年7月13日 18239円
伸び率 237%
日数 1540日(4年80日)

最低 : 2009年3月6日 7173円
最高 : 2015年8月7日 20725円
伸び率 269%
日数 2345日(6年155日)

日経平均株価は、アメリカで起きたITバブル崩壊同時多発テロの余波を受けて2003年4月25日には日経平均株価7700円をつけます。
しかし、その後はアメリカの景気回復と住宅バブルの影響もあり、2007年7月13日には平均株価18239円まで回復します。

しかしサブプライム問題が起こると、株価は急落。
2009年3月6日には、7173円の底をつけます。
さらに当時与党の民主党の対応の遅れが追い打ちをかけ、株価は低迷を続けます。

しかしその後は、安倍政権の発足を受けて、株価は回復。
2015年8月7日に株価は20725円まで上昇しています。



おまけ 金価格推移

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(1ドル = 110円で換算)

最低 : 1999年 1g 8.13ドル
最高 : 2011年 1g 61.00ドル
伸び率 750%
年数 13年

最高 : 2011年 1g 61.00ドル
最低 : 2015年 1g 33.73ドル
伸び率 -55%
年数 5年

おそらくグラフのデータは、年度ごとの平均値をとっているため、最低価格と最大価格を示す年度に若干違いがあります。

1999年-現在の期間を見ると、
ITバブルが起きた1999年から2001年の金価格は停滞傾向にあったことが分かります。
これは、おそらくITバブルの中で投資マネーが株式に向かっていたのでしょう。

その後、同時多発テロからイラク戦争に向かう2002頃から上昇に転化。
アメリカが住宅バブルに沸いた~2007年の時期も上昇を続けます。
サブプライム問題の時期においても、伸びは衰えるどころか加速。
アラブの春」の最中の2011年には、期間中最高の1g61ドルまで高騰します。

その後は、各国政府の量的金融緩和の風潮の中で、金価格は下落。
投資マネーは債券市場に集まり、2015年には、1g33.73ドルまで戻しています。

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