Ossan's Oblige "オッサンズ・オブリージュ"

文化とは次世代に向けた記録であり、愛の集積物である。

メモをするときの注意点1つ

「メモをしさえすればOK」と考えてないですか?

最近はブログ系インフルエンサーの指導もあってメモに注目が集まっていますよね。
本当にメモは大事です。
でも、漠然としたメモでは、保存した情報を活用できません。

せっかくメモをするのだから、効率よく活用したいですよね。
本記事では、メモの試行錯誤歴8年近くになる私が、効率的なメモの方法について解説します。
本記事を読む事で、メモの有効性が上がるでしょう。

1. メモは、分類が大事

分類されていないメモについて考えましょう。

雑多な情報が無規則に散らばっているファイルのような状態です。
メモを見返すということは、何らかの目的があって、ファイルを開くということです。
メモを開く目的には、次の2つが考えられます。

①過去に保存した情報へのアクセス
②過去に保存した情報を習得したい

①の目的は、アプリケーションの検索機能で一発ですね。
しかし、②の目的となると、分類されていないメモではほぼ不可能です。

なぜなら、情報が整理されていないからです。

2. 人間の語彙獲得は、分類から始まる

「情報の習得には、分類が大事」
このことは、幼児の語彙獲得のメカニズムを見ることで理解できます。

幼児は、生後12-18ヶ月に差し掛かるまで語彙を持ちません。
しかし、生後18ヶ月ごろに現れる「ある行動」と同時に、語彙爆発が開始されます。

その行動こそが「分類」なのです。
生後12ヶ月未満の幼児は、物の分類を行えません。
しかし、生後12ヶ月ごろから物の分類分けを開始し、生後18ヶ月ごろには目の前の物体群を秩序立ったグループ別に配置する行動を示します。

この分類行動が語彙爆発と同期するのです。
つまり、知的体系の獲得と分類行動は、強い関連性を持つのです。

したがって、メモも分類されて初めて、習得の前提条件が整うのです。

3. メモのファイルを作ったら、最初に分類を作ろう

メモ用のファイルを作ったら、最初に大分類(カテゴリ)を作りましょう。
大分類を作ったら、メモの度に、どのカテゴリに配置するか選べますよね。
絶対にダメなのが、カテゴリ無しで、無差別に書き殴るメモです。

これでは、分類分けができないので、保存の役割は果たせても、習得の面で効率が落ちます。

例えばメモ用のフォルダを作ったら、すぐに「◯ブログ ◯健康 ◯科学 ◯エンタメ系 ◯文章術・・・ 」と、自分と関連性のあるカテゴリを振っていきましょう。
あとは、メモをする度に、適切なカテゴリに配置するだけです。

追加として、カテゴリ内のメモの個々にも個体番号を振ってやると、分類性が強まります。
個体番号と内容の関連づけが形成されるので、習得効率が上がりますよ。

それと、分類の整合的な並べ替えも大事です。


効率のよいメモ生活を送りましょう。