Ossan's Oblige "オッサンズ・オブリージュ"

文化とは次世代に向けた記録であり、愛の集積物である。

30歳までに人生の楽しいことを全て経験すべき理由

「20代の楽しい気持ちがずっと続いていくのだから、恋愛は30代以降でいいや!」

そんな風に思っていませんか?

確かに何年たっても貴方は貴方のままです。
住む場所や職業が変わることはあっても、根源的な記憶や価値観まで変わることはありません。

しかし、あなたの身体は時間とともに衰え、物事へ向かう活力は低下していきます。
やりたいことを先延ばしにしている20代男性に向けて、30代の世界を垣間見せられたらと思います。

1. 30歳を境に起こる劣化を舐めるな

世の中には「イケオジ」と呼ばれる人たちが存在します。
40代、50代になっても20代を凌ぐような魅力を保ち続け、20代や30代女性との恋愛を楽しむ幸福な人たちです。
彼らの存在を見て、年を取ることを甘く見てしまう20代の人もいるかもしれません。

しかし、20代~50代の日本人男性の生涯恋愛未経験率は平均約20%を記録し、SNSがもたらす恋愛格差の拡大により今後も間違いなく上昇傾向が続くはずです。

つまり、モテるイケオジたちが20%の恋愛未経験者であることは絶対になく、むしろ若いころから恋愛経験を豊富に重ねてきた人たちだといえます。
見方を変えるなら、20%の恋愛弱者が大勢の若い女性を取り逃しているからこそ、中年層のイケオジ化が成り立っているのです。

ですから、将来のあなたがモテるイケオジになるか非モテ中年になるかは、20代の今にどれだけ豊富な恋愛経験を積めるかにかかっています。
逆に20代を恋愛未経験のまま過ごすと、いくら30代から取り戻そうと思っても、恋愛を開始する難易度は高まる一方ですよ。

ただ、「今すぐ恋愛を始めよう!」と言っても説得性に欠けるので、30歳を境に起こる身体的変化がどのように恋愛を困難にさせるかをお伝えしますね。

2. 30歳を境に起こる身体的変化5つ

20代のエネルギーに満ち溢れた時期は、生きているだけで幸せですよね。
常に楽しそうなことへの興味が湧き、次から次へと刺激が舞い込んでくる。
そんなあなたを見て、男性としての魅力を認めてくれる女性や、謎の嫉妬心をぶつけてくる同性もいることでしょう。
だから「俺は彼女なんていなくても幸せだ」と錯覚する男性が多いのです。

しかし、そんな「お1人様でも楽しい日々」は30歳までと考えてください。
なぜなら、どんな芸能人も加齢には勝てないように、老化の最初の兆候が30歳を境に現れるからです。
一言でいうなら、全ステータスが20%落ちるとお考え下さい。
野球ゲームのパワプロで例えるなら、ダイジョーブ博士の手術に失敗するようなものですね。

育成が順調に進んでいても、このイベントが発生しただけでリセットボタンを押したくなる。
30歳という年齢は、それくらいの望ましくない劣化が起こるものだとお考え下さい。

では、30歳を境にどのようなステータスが下がるのか、個人的な体感に基づきお伝えします。

1. 筋量が落ちてエネルギーが減り、新しい物事への関心・意欲が下がる

人間は、30歳を境に筋量の衰えが始まります。
筋量が減ると基礎代謝が減るので、エネルギー消費量の低下を反映して瞬発力が落ちたり太りやすくなります。
この変化は精神にも影響を及ぼし、20代の頃ほどの挑戦心や行動力を発揮できなくなります。

もちろん、40歳~50歳ごろに始まる本格的な筋量減少に比べれば軽微なものですし、個人差の問題もあるでしょう。
それでも、生きてるだけで活力が湧いてくる20代と30代とではモチベーションに雲泥の差が出る上、筋量の下降に抗えるだけの筋トレがなければ20代の頃のような体系やモチベーションを維持することが難しくなります。

2. 性欲が落ち、優しさに乏しい性格になる

30代は筋量だけでなく、性欲の下降を自覚し始める年代でもあります。
自分も失ってはじめて気づいたのですが、性欲の減少とともに性格から優しさが失われていることに気付きました。
やはり人間は功利的な生き物で、優しさにも返報を求めるのでしょう。
20代の頃はモテを期待して優しさを振りまきまくっていた自分も、30代で性欲が減ったことで他人に無関心な性格に変わりました。

物事への無関心は恋人を作ることにも影響し、恋人を作る期待よりも面倒くさいという感情が勝るようになります。

3. 顔の丸みが増し、イケメン度が落ちる

どんなイケメン俳優でも、デブになると見た目のイケメン度は激落ちしますよね。
30代は筋量低下に伴う太りやすさに加え、肌質の劣化によって、顔の丸みが増します。
レーニングで減量してシャープな形に戻しても、肌質が劣化するので、20代の頃の張りのある顔に比べるとどうしても顔の容貌は劣ります。

4. 肌の若々しい艶やかさがなくなる

30代は、20代で肌が受けたダメージが顕在化する年代でもあります。
肌ケアは個人差がかなり大きく、毎日クリームを塗ってケアする人もいれば、日中にたくさんの紫外線を浴びても放置する人も多いはずです。
特に20代はケアの有無にかかわらず肌が綺麗であることの方が多いので、ケアを怠る人も多いですよね。

しかし30代になると状況は変わります。
肌老化の原因の8割である紫外線ケアを怠ってきた人の肌は、コラーゲン層の破壊によって肌に弛みが出て、おっさん感が出ます。
これは筋量減少と違ってカバーが効かないので20代の頃からケアするべきですし、人生で大事な勝負があるなら肌ダメージが先鋭化する30歳より前に済ませておくべきです。

4.白髪が増えて萎える

30代は、白髪が増え始めて萎える年代です。
もちろん、ある日突然に髪が真っ白になることはありません。
しかし30前後は、20代の黒々とした髪が基準となるので、わずかな髪の劣化に悩むようになります。

日本人の髪の本数は約10万本だと考えられています。そのうち50本が白髪なら全体に対する割合は0.05%に過ぎません。
なので全体としては黒髪なのですが、このわずかな白髪が気になるようになります。
なぜなら、メラニン色素と一緒に水分が抜け落ちて軽くなった白髪は表面に浮かんできやすいからです。
たった数本の白髪が原因で、自分の頭が他人からどう見えているかを考えて憂鬱な気分に沈むことが珍しくありません。
若々しさが強みになる恋の告白などのイベントでは、不安材料となるでしょう。
だからまだ髪が黒い20代のうちに、恋愛は済ませておきましょう。

3. 結論 : 楽しいことは20代のうちに終わらせよう

20代の誰もが、恋愛や仕事の成功などを20代のうちに経験したいと考えています。
それでも迷走する人が出てくるのは、成功するための正しい知識を持たないからです。
「書かれた通りにやれば、誰でも彼女ができて、結果として仕事の成果も出せる20代になるだろう!」という方法を自分なりに考えてみますね。

まずは、順番を押さえましょう。
20代の男性が最初に済ませるべきことは、彼女を作ることです。
断言しますが、彼女がいなければ男性としての能力を十二分に発揮することができず、学業や仕事のパフォーマンスに大きな支障をきたします。
1人で黙々勉強するよりも、学んだ内容を伝える相手がいるだけで定着度は100倍変わるので、まずは彼女を作ってください。

その上で理解すべきは、女性は将来の家族形成(夫の役目)にふさわしくない相手を、恋人には選ばないということです。

実績が出ていないなら絶対就職

ところでですが、昨今はインターネットの普及を受けてネットビジネスが活況を呈しています。
自分の世代と違って、物を売るだけでなく、Youtubeなどの動画配信に力を入れる10代、20代が増えていますよね。
上手くいけば一攫千金ですが、外れたら一文無しの世界です。

今、成果が出ていない20代の中には「今はダメでも、継続すればうまくいく」と考える人がいると思います。
それが通用するのは学生のうちだけですよ。
もしも「家が金持ちだから」などというふざけた理由でニートをしながら親の金で努力を継続しようと思っている人がいるなら、絶対に新卒で就職するよう軌道修正してください。

成功するための正しい方法を理解できていなければ、いくら継続しての成果には結び付きません。
そして就職で得られる社会人経験は社会人の心理を知ったり、業務の効率化の方法を理解するうえでかなり役立ちます。
これらは、ビジネスを成功に近づける上で大切なスキルであり、就職しなければ身につきません。
つまり、成功の仕方が分かっていない人は、ダメなまま黙々と頑張るより就職した方が圧倒的に成功に接近できます。

また毎月の収入があるだけで、女性はあなたのことを「夫としてふさわしい男の候補」くらいには格上げしてくれるので、就職した方が断然彼女はできやすくなりますよ。

とにかく、いつか成果が出るだろうと願って、いつまでも成果の出ない一文無しの20代になることは絶対に避けましょう。
無収入で成功の見込みが薄い男性が女性から恋愛対象として見られることは、相当イケメンでもなければまずあり得ません。

格下の女性とでもいいから付き合おう

Youtuberの岡田斗司夫さんも言っていますよね。
「どうせ人生で5人は彼女を作るのだから、1人目が美人だろうが不細工だろうがほとんど意味がない。」と。

インターネットは日本に昔からある常識を破壊しました。高齢世代が信じ続けている生真面目な恋愛の価値観も同様です。

今の時代に、最初の彼女と結婚しなければならなかったり、複数人と付き合ってはならないというルールは存在しません。

だからこそ、「1か月で別れてもいいや!」くらいの軽いノリでいいので、まずは1人目の彼女を作りましょう。
恋の履歴書に歴代彼女を刻むことが重要なのです。

モテがモテを呼ぶモテスパイラルは確実にあるので、1人目の彼女を作れたなら、あなたのことを恋愛対象として認識する2人目、3人目の女性が必ず現れるでしょう。
1人目は「ちょっと一緒に歩きたくないかも」と思えるくらいの格下の女性でいいので、一か月間だけ付き合って、お互いにいろいろ学んでから別れましょう。

エネルギーがあるうちにアタックしまくろう

30代になると、筋量の低下に由来するモチベーション低下が起こります。
競争する意欲も同然で、「血気盛んな10代、20代と張り合って女性を勝ち取るよりも、簡単に欲求を満たせる風俗に行った方がいいや」という腑抜けた考えが顔をのぞかせ始めます。

これは20代のあなたにとってはラッキーですよね。
単純に力技だけなら30代に勝てるので、年代的に許されたメリットを存分に使って、女性にアタックしまくりましょう。

先述の岡田斗司夫さんは、振られまくることがモテるための条件だとおっしゃっています。
「10人にアタックして1人の彼女を得る」くらいの感覚でとにかく攻めましょう。


おもいっきり仕事に打ち込もう

加齢によるモチベーションの低下は、仕事への熱量も下げます。
30代になると、前線でバリバリ戦うよりも、管理者側の立場が求められるようになります。
30代で優れた管理者になるには、20代の時に現場で英雄的な活躍を示しておかなければなりません。
寝ないで仕事できる活力も20代だけに許された特権だと自覚して、可能な限り働きまくりましょう。

20代の頃に満足に働かないと、30代になってからでは回収できないので一生後悔することになります。

身体を鍛えるなら筋トレではなく格闘技で

モテるためには同性との競争で優位に立たなければなりません。
そのために体を大きく強くしたいと筋トレを考える20代の人もいるでしょう。

しかしあなたの人生が上手くいっていないのなら、いったん筋トレはストップしてください。
筋トレのメリットはブースト効果にあります。
既に優れた社会的スキルを持ち合わせた人が筋トレを実践すれば、人生の躍動感にブーストをかけることができます。
しかし、他人と満足にコミュニケーションできない非モテ陰キャが筋トレに励むと、ますます近寄りがたい非モテ陰キャが完成します。

だから、男性社会で優位に立って女性からモテたいのであれば、社会的に正しい価値観と対人スキルを手に入れることを優先してください。

その点、格闘技に打ち込めば、筋力と対人スキルの両方が一石二鳥で手に入ります。

なぜなら、格闘技を上達させるための指導、ミット打ち、スパーリングといった全ての過程に対人関係が含まれるからです。
間違ったことをすれば、スパーリングでボコボコにされて矯正されるでしょう。
でもそれは生みの苦しみです。

そして仮に実戦で9回敗北しても1回勝利できれば、筋トレでは手に入らない勝利体験に基づく自信を獲得できます。
一家を支える大黒柱としての心の強さを女性は評価するので、格闘技を始める前と後とでは、格闘技を始めた後の方が確実にモテに近づいていることでしょう。


以上、恋愛などの楽しいことは全て20代のうちに経験すべきである理由を述べました。
人生は一足飛びには前に進めないので、輝かしい30代、40代、50代を過ごすためには、それ以前の年代を充実して過ごさなければなりません。
どこかで足を踏み外すと生涯非モテのみっともない男になりますが、順調に前に進めば一生女性に困らないイケオジになることができます。
あなたが充実した20代を過ごすために、本記事が役に立ったなら幸いです。