Ossan's Oblige "オッサンズ・オブリージュ"

文化とは次世代に向けた記録であり、愛の集積物である。

【出国用の空港を間違えた】スワンナプーム空港で問題に直面しても諦めないこと【冷静に対処して】

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搭乗する空港を間違えた

タイから帰国する際、とんでもない過ちをしでかしたことに気づいたのは、搭乗3時間前でした。

離陸の時刻が近づくなか、空港の時刻連絡のボードの前でチケットを取り出した私は、改めて確認したチケットの文字に我が目を疑いました。

なんと、チケットに記載されている空港とは異なる空港に到着していたのです。


出発までの3時間のうちに、正しい空港に移動して手続きを済ませなければ、予約はキャンセルです。

しかし「空港を間違えた」ショックに支配されていた私は、完全に思考停止状態に突入。

そのまま諦めて、「新しく予約する便までの過ごし方」を考え始めました。

しかし、このとき解決策をスキップすることなく真剣に考え、問題と向き合っていれば、時間内に正しい空港まで移動することは可能だったのです。

そんな私の失敗をシェアすることで、同じ問題で頭を悩ませる人はいなくなることを願います。

タイの空港を利用する上で、大事だと感じた心構えも記します。

搭乗する空港を間違えても諦めないで

バンコク市内には、2つの空港があります。

スワンナプーム空港は国際空港
ドンムアン空港はドメスティックな用途

ドンムアン空港から離陸する便を、スワンナプーム空港で待っていた原因は、単純に私の不注意です。

他の東南アジアの国々では、首都圏にある空港は1つです。
それらとタイを混同し、条件反射的に近場のスワンナプーム空港を離陸地と認識していたのでした。

出国3時間前になったので、出国審査のゲートを確認するため連絡ボードに向かいますが、何度調べてもボードに自分が予約したフライトは載っていません。

そして、予約確認書を取り出して改めて確認してみると、出国用の空港がドンムアン空港に指定されているのです。

間違った空港にいることに気づいたのは、出航3時間前。

出航3時間前といえば、ちょうど出国ゲートが開く頃です。
少なくとも出国2時間以内に出国手続きを済ませなければ搭乗許可は下りないでしょう。

しかし、ドンムアンという見聞きもしない空港の場所も距離も分かりません。
GoogleMapで調べると、その距離は32km。
2時間で32km。
ドンムアン空港はBTS(バンコク・スカイトレイン)から外れた位置にあるので、タクシーでも拾わなければダイレクトに移動することはできないでしょう。

こうした簡単な推測のうちに、私の思考は完全に「諦めモード」に入っていました。

ドンムアン空港までの移動は完全に諦め、「新しく予約する便までの過ごし方」に思考を切り替えつつあったのです。

ところが、ある救済策が残されていたことを、すでに諦めモードに入っていた私は知るよしもありません。

問題自体は、ネットで調べれば一発で解決していたものです。

しかし、短絡な諦めのために解決し損ね、新しい便のためのお金と時間を無駄にする羽目に陥ったのです。


両空港を結ぶシャトルバスが出ている

スワンナプーム空港からは、空港と都市を繋ぐシャトルバスが定期的に運行しています。

2階の出口を抜けると、出てすぐのタクシー乗り場と、向かい側のセブンイレブンの間に大勢のバスが集まっている光景を目にすることができます。

空港と都市を結ぶシャトルバスがほとんどという中で、スワンナプーム空港への定期便も含まれているのです。

この定期バスは、朝の5時から運行を開始し、空港から空港までをおよそ1時間で移動します。


つまり、出国3時間前の時点で気づいていれば、出発2時間前には到着できていたまとめ何事も失敗を重ねながら上達していくものです。
自国とは違った異国のルールに慣れることにおいても同様でしょう。

しかし、今回の私のケースの場合、インターネットで調べるという努力を払っていれば、スムーズに問題解決に至ることができました。

先人が解決策を教えてくれるからです。

実際、ネットの検索窓に
「スワンナプーム空港 ドンムアン空港」と打つと、
自動補正で「スワンナプーム空港 ドンムアン空港 移動」というパターンが浮かんできます。

また、ネットでなくても搭乗員に相談する方法でも解決できていたでしょう。

つまるところ、タイの空港は優秀なので諦めを抱く必要はありません。

近年築かれたばかりのバンコクは、都市の最新アップデートバージョンのようなものです。
それまでに築かれた都市の問題点を克服し、洗礼された制度設計がなされています。

空港においても、設計からドイツ人建築士が手掛け、先進国規準の機能を備えています。

利用者が起こしがちな問題はたいていカバーしてくれます

ですから、何か問題が起きた時は諦めずにネットで調べるか、空港スタッフに相談するかしましょう。

豊富な解決手段が用意されているので、何か問題が起きても解決策にリーチできる可能性は高いです。