人生を成功に導く「節約」。
正しい「節約」は、キャッシュフロー(お金回り)から無駄を省き、安定した生活を実現してくれます。
しかしながら、価格は「商品の価値」を表す指標です。
安い商品・サービスには何らかの理由が存在します。
時には問題を抱えており、安さに飛びついたが故に、結果的に損失を負うことは少なくありません。
例えば、次のような事例は日常的に珍しくありません。
- 「1週間前に買った安物が壊れたので、新しく買い直した。」
- 「Amazonで購入した格安品が粗悪品だった」
これって結局、お金、時間、エネルギーを失ってますよね。
このような失敗を、先人は「安物買いの銭失い」という諺に託しました。
一方で、適切な「節約」が存在することも確かです。
では、「適切な節約」と「安物損」の境目とは、何でしょうか?
あなたのマネーリテラシーの向上に役立つように、個人的な体験をシェアしたいと思います。
1. 「安物買いの銭失い」で失敗した3選
結論から申し上げると、「日本の製品のクオリティーなら、生活の最低水準レベルを満たす部分は100均でOK」です。
例えば、ご飯をよそぐシャモジやトイレットロールにお金を支払う必要はありません。
とはいえ、これを読んでいる読者さんの多くは、最低水準より上を目指す人ばかりだと思います。
もしそうなら、以下にあげる3選をケチると、「安物買いの銭失い」にはまることになるでしょう。
第3位. 寝具
富裕層は、「体力の消耗を防ぐこと」にお金を使います。
例えば、外出中に急に天気が崩れたら「すぐに傘を買う」。
社会的に地位を持つ人物は、有限のエネルギーを、仕事という生産的な方面で活用しなければなりません。
その意味において一番大事な「体力」を消耗しないためなら、500円程度の出費は問題にしないのです。
これは、一般人が成功を目指す上でも大事な心構えです。
つまり余計な体力消耗の原因となる「お金の切り詰め方」は、あなたの可能性を狭めます。
具体的には、ベットやマットレス、布団、寝室の空調といった睡眠に関わる条件は、体力回復を左右するため重要です。
人生の約3分の1は睡眠と言われる通り、ここに投資するお金は無駄ではありません。
第2位. 本
本の対価はお金でしょうか?
私は「時間」だと考えます。
なぜなら、お金よりも時間の方が価値が高いからです。
決められた時間を消費して、本の中身を吸収するのです。
特に社会人以降だと、自由に使える時間が限られてくるため、「何の本を読むか?」はことさら重要です。
中古店を探せば一冊100円ほどの安い本は簡単に手に入ります。
しかし安い本は、往往にして次のような条件を備えています。
- 情報のバージョンが遅い(アップデートされていない)
- 内容の品質が高くない
- 評判が悪い
もちろん、中には掘り出し物もあるのですが、探す時間が無駄です。
安い中古品の中から宝物を掘り出す作業よりも、確実性の高い本をネット通販で探した方が賢明です。
Amazonなら本の評判もチェックできる上に、郵送で送られてくるのでロスを減らすことができます。
高度な知識を吸収し続ければ、物事への対処能力が高まり、成功体験が増え、人生が豊かになります。
良い本を可能な限り多く読むためにも、本への投資は、無駄にならないでしょう。
第1位. Apple製品(MacBookAir)
今日、仕事の大部分はオンライン上で完結できます。
睡眠は人生の約3分の1を占めますが、PCと向かい合う時間も、少なくない比率を占めるはずです。
特に端末を付加価値の生産手段とする人は、ここへの投資を惜しむべきではありません。
確かに市場を探せば、旧式で安くなったMacBookAirが転がっています。
例えば、市場価格を見ても、旧式型のMacBookAir(128GB)は、最新型よりも6万円以上安い8万円で販売されています。
どうしても切り詰めるなら、このタイプの機種になるでしょう。
しかし、実際に新型と旧型の両方を使った立場から申し上げると、新型を購入した方が絶対にお得です。
なぜなら、旧型のMacBookAirは、新型の機能性に明らかに後塵を拝しているからです。
- 手をおいた時のフィット感の弱さ
- 液晶の不鮮明さ
- サイズの大きさからくる持ち運びにくさ
もちろん、6万円の差額は大きくありません。
しかし、新型と旧型の機能差によって、端末を前にした時のやる気・集中力が大きく変わってきます。
集中力を強化できれば成果物の品質も高まるので、収益を伸ばすことによって、6万円を回収することは難しくありません。
長く使う製品だけに、初期投資の差は、大きな成果物の差となって表れます。
時間当たりの生産量を増やせるのであれば、ここをケチるのは「人生の損失」です。
ディスク容量が128GBの機種なら12万円程度ですが、256GBの機種の方が軽快です。
MacBookAirの購入を検討する際は、最新版(256GB)の購入を強くお勧めします。
2. 「安物」でも問題なかった3選
ここまで「安物買いの銭失い」の例を示してきましたが、どれも「節約するな」という結論で終わってしまいました。
読者さんの中には「節約しても問題ないもの」を知りたい方も多いと思うので、節約してもOKと思われる商品を挙げてみます。
最初の結論で述べた通り、日本の製品は安さに見合わず高品質なので、コモディティは安くてOKです。
第3位. 雑巾、タオル、ゴミ袋などの消耗品
最低限の生活水準を満たす道具の中でも、使い切りの商品は特に重要性が薄いです。
一回きりの商品にお金をかけても仕方ありません。
100円均一で調達しましょう。
第2位. スマホの通信費
スマホ通信の主流と化しつつある格安SIM。
何と言っても、魅力はその安さにあります。
それでいて、通信速度の問題もなく、容量の大きいスマホゲームをしても、大きなストレスはありません。
私はUQモバイルを使っていますが、通信制限も無制限で、スマホ関係のストレスは0です。
キャリアは通信費用が高い上、余計なアプリの入った端末が付いており、何にお金を払わされているのか不明です。
その意味においても、通信費用は、節約生活をする上で最初に見直したいポイントです。
数ある格安SIMの中でも、月間の使用容量が無制限のUQモバイルはかなりお勧めです。
第1位. 冬の暖房
「電気毛布の電気代が安い」ってご存知でしたか?
寒い日本の冬は、エアコンやストーブなしには乗り切れません。
しかしながら、その消費エネルギーは大きく、電気代がかさみますよね。
一人暮らしの人でも、毎月5,000円は消費しているのではないでしょうか?
この費用を削りたい人は、電気カーペットを購入しましょう。
50℃近くまで上がる温度に加え、1日(8時間)あたり1.21円、1ヶ月あたり36.3円と電気消費量も僅かです。(参考 : 電気毛布の電気代ってどれくらい?節電方法は?)
冬場の寝つきが改善するだけでなく、「頭寒足熱」という理想的な作業環境を整えてくれます。
「空間全体を温めるのは無駄」という考え方は、大きな節約のヒントになります。
冬場の電気代を抑えたい方は、電気毛布の購入を強くお勧めします。