Ossan's Oblige "オッサンズ・オブリージュ"

文化とは次世代に向けた記録であり、愛の集積物である。

僕は口臭の正体がわかった【口臭いやつ集合!】

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歯磨きを頑張っても消えない口臭。

嫌な口臭の残存は、口腔内の問題が歯磨きでは解消できていないということ。

「丹念な歯磨き」を続けても成果は期待できないので、視点を変えてみませんか?

  • 口臭が消えない
  • 歯茎の粘膜が傷付いて血が出る


口臭が出る部分を磨いたら「出血する」。

でもそれが「出すべき悪い血」なのか「過剰な歯磨きによる傷」なのか分からない。

そんな人の助けになると思います。

出血も治まり、将来的な歯周病のリスクも減らせるでしょう。


第1章 : 口臭の原因


口臭の原因は、雑菌の繁殖です。

歯磨きで口臭が消えるのは、歯垢と一緒に口腔内の菌が洗浄されるからです。

しかし、歯磨きで口臭が消えないときは、雑菌の増殖抑制に失敗したということ。

口臭に繋がる歯周病は以下が知られています。

www.jsoms.or.jp


第2章 : 口臭を消すヒントとは?

歯周病に至らずとも、口からの臭いが気になることはありますよね。
これを起こしているのは、「雑菌の繁殖」です。

第1章に載せたURLでは、悪臭を起こしやすい例として「虫歯、歯垢、歯石、舌苔・・」などが紹介されていました。

雑菌の繁殖という条件は、これら口臭にも共通する要因です。

つまり、口臭を抑えるための糸口は下記の条件となります。

いかに口腔内の菌の繁殖を抑えるか?


こう聞くと、「歯磨き」を思い浮かべる人が多いでしょう。

しかし、「歯磨きをしても口臭が消えない」ケースがあります。

それは、歯磨きのブラッシクング効果で「雑菌の抑制」ができていないということです。


では、どうすればいいのでしょうか?

答えは、「歯磨きの届かないところに雑菌の繁殖源を疑う」です。

雑菌の繁殖には条件が必要です。

つまり、「食べカス」という栄養源がなければ、雑菌は繁殖できません。

「歯ブラシで洗浄しても、食べカス・歯垢を除去できていない」という状況を疑いましょう。

○歯と歯の間
○歯と歯茎の間
○歯の裏側と歯茎の境目

こうした箇所に食べカス(食べ物片)の残存がないか疑ってください。

食べカスを口腔内から除去すれば、栄養源を失った雑菌の繁殖は抑制され、口臭も悪くはならないでしょう。

口腔内の食べカスを除去する → 雑菌の繁殖場所がなくなり口臭が消える

しかし、歯ブラシが届かない場所にある食べカスの除去は容易ではありません。


第3章 : どうすれば口腔内の食べカスを除去できるか?


結論から言うと、歯間ブラシで歯の間に溜まった食べカスを取るようにしてください。

歯ブラシのブラッシングでは届かない部分に、食べカスが溜まり、そこが雑菌繁殖の温床となることが原因なのです。

したがって、歯ブラシの届かない部位のカスを歯間ブラシで除去しましょう。


注意点 : 市販の歯間ブラシの中には危険なものもある

ただし、注意したいのが歯間ブラシの選別です。

市販の歯間ブラシは、たいてい粗く硬い繊維を使っています。

指でつかむ取手の部分から針金のような堅い棒が一本伸び、その周囲を透明な繊維が覆い尽くしている昔ながらのタイプです。

このタイプは歯茎にダメージを与え、次のような問題を引き起こします。

  • 歯茎へのダメージ→ 多くの場合、出血を伴う。歯茎が薄くなり、過敏神経痛の原因に
  • 歯と歯の間の拡張 → 歯茎を傷つけることで歯と歯の間の溝が広がり、食べカスが溜まりやすくなる


歯垢は除去できても、新しい問題を引き起こすので避けましょう。


一方、私が推奨する歯間ブラシは、歯茎に当たる部分全体が衝撃の少ないプラスチックで作られています。

針金のような硬さ、繊維の荒さからくる歯茎の痛みは感じません。

少し強めに歯と歯の間を探っても、旧型の歯間ブラシに付き物の歯茎の痛み(&出血)が、「心地よい刺激」程度で済みます。

それでいて、歯垢の除去効果も十分です。

歯茎へのダメージが小さいので、溝が深まることもなく、長期的に歯茎に有益です。

したがって、使用する歯間ブラシを選別すべきです。

私が常用している歯間ブラシは、歯茎へのダメージが少ないながら食べカスを除去できて大変役立ってます。(ただし、作りが繊細なだけに、力を入れるとやや壊れやすい面も)

この記事を書く2日前にも、奥歯で虫歯臭を発していた植物片の除去に成功しています。
翌日には、口臭と歯茎の腫れの解消に成功しています。

歯茎に問題が出ても病院に通いたくない、という人は、歯間ブラシを使えば症状の緩和は期待できるでしょう。


追記 : 親知らずも口臭の原因

歯と歯の間の隙間を「ポケット」と呼びます。

親知らずが、手の届かない場所に大きなポケットを作ることはあまり知られていません。

上の歯にある親知らずは抜歯が容易ですが、下の親知らずは激しい苦痛を伴うため、放置されがち。

しかし親知らず・奥歯間の奥まった場所にあるポケットに食べカスがたまり異臭を放つ例が少なくありません。

この位置に蓄積した食べカスは、歯科で特別な器具を用いて洗浄しなければ除去できません。

このケースは、口に水を含んだ状態で患部に水圧をぶつけることで、緩和することは可能です。
しかし個人による問題解決は無理なので、歯科での抜歯を検討した方が懸命かもしれません。

当面は、モンダミンなどの洗浄剤でも菌の繁殖は防げますが、放置は禁物です。

歯は一生ものなので、やはり定期的な歯科検診は必須です。

しっかりケアして歯に優しい生活を心がけましょう。