Ossan's Oblige "オッサンズ・オブリージュ"

文化とは次世代に向けた記録であり、愛の集積物である。

旅の教訓その2

1 必ず記録を残すこと
写真、手書きのメモ、手段は問わないので出会った人、目にした都市の様子、お店の雰囲気などは記録に残すこと。
一切記録を残さないまま旅をして3年も経つと、思い出せない記憶が出てくる。忘れてしまったら、そこに存在しなかったこと、出会わなかったことと同じになる。
写真はふとしたことで焼失する恐れがあるし、情報量が少なく、どういう経緯で出会うに至ったかという情報まで保存しきれない。やはり詳細に残せるのは文字。
私たちが歴史を知ることができるのも当時の歴史家が起きたことを文字で残してくれたからだ。やはり手書きのメモをお勧めしたい。
異国の地を回っていると、メモ帳一冊では収まらないほどの経験に出会うはずだ。それらを忘れてしまうのはもったいない。そして書き留めないと失われていくということだけは繰り返したい。
旅をきっかけにブログを始めるのもよいと思う。

2、荷物の軽量化を忘れずに
重すぎる荷物は、旅の妨げになる。
特にバッグにいれがちなのが本だけど、日本語環境から離れると意外と日本語感覚も薄れるもので、読むつもりで入れた本もたいてい読まないまま帰国することになる。
旅の途中で邪魔になることもしばしばなので、どうしても必要なもの以外は、最初からバッグに入れないのが一番。

どうしても必要な本があるのなら、Kindleの中に入れてしまおう。そうすれば多数の書籍が一つが端末内に収まるので万事解決だ。
kindle unlimetedを使えば様々な書籍が月額980円で読み放題なので、海外で疑問が湧いた時など、図書館代わりに使うことができる。

自分は、洗濯用のバケツとラップトップ、あと服やアメニティなど細かいものを収納する袋だけバッグに入れて背負っている。
バックパッカースタイルだ。足りないものがあれば、現地で買えばいい。


3・できるだけ多くの人と話す
新たな出会いは刺激がある一方で苦痛も伴う。
それは日本人同士でも起こるから、外国人同士だとなおさらよく起こる。
でも、辛いのは話しかける前だけで、会話の最中や後には、えもしれぬ満足感に満ちていることが多いと思う。
人間を高めるのはコミュニケーションだから、海外に出るならこの機会を積極的に利用したいものだ。堂々と交流を持とう。異文化の中で人間力を鍛えよう。
外国人はあけっぴろで、コンビニの外でお互いに食べている物を交換するところから会話が始まったりする。
外に出たのなら異文化に浸ってみたいところである。5年後、10年後に旅を振り返った時の満足感が絶対に違う。
(※女性の場合は注意が必要)


4、物乞いは働かせるべきではないか
物乞いに喜捨する人、しない人、それぞれだと思う。

貧困児童だから可哀想という理由で援助する人もいれば、バックにいる犯罪組織に憤って援助しない人もいる。
しかし、どちらの考えにも欠点があるのではないか。

物乞いの求めにそのままお金を渡す人は、無条件に富を与えることで結果的にその子供をコジキにしている。
バックの犯罪組織のために援助を与えない人は、子供が本当に飢えていた場合の可能性を無視している。

では、どうしたらいいのか。自分はこうしている。

お金は、成果に応じて与えれば良いのである。
バックがいるといないとに関わらず、労働の成果に対しては、誰だって正当な配分を受ける権利がある。
それが資本主義であり、現代のルールだ。
その場で肩もみなどの労働を指示して、履行した子供には施しを与えればいい。
無視すれば放置して去ればいい。
結果は、その子供の行動次第である。

こうすれば子供の背景関係なくフェアだし「富の源泉は労働」という資本主義の基本を教える効果もあるはず。

結局、喜捨に対する考えは人それぞれなのだけど、自分は条件として労働を課すようにしている。
まあ忙しい時はスルーしちゃうわけだけどね。