1. 「精神と時の部屋」って何?
「精神と時の部屋」は、ドラゴンボールのセル編に登場する空間の名前です。
環境が過酷なために修行部屋として用いられ、ストーリー進行の重要な転機となりました。
この「精神と時の部屋」が重要な転機となりえたのは、なぜでしょうか?
「精神と時の部屋」はパワーアップできる部屋
結論から言うと、「精神と時の部屋」を通して、主要4人物の実力が格段に強化されたからです。
当時、Z戦士たちはセルの台頭によって人類滅亡の危機に立たされており、進化を続けるセルを上回る何らかの飛躍を求められていました。
そこで登場するのが「精神と時の部屋」です。
天空に浮かぶ「神様の宮殿」の最下層にあるこの部屋を利用することで、Z戦士たちに次のような変化が起きます。
- 悟空 → セル完全体と渡り合える実力を獲得
- 悟飯 → スーパーサイヤ人へ覚醒、のちに爆発する潜在能力を徐々に開放
- ベジータ → セル第二形態を圧倒できる実力を獲得
- トランクス → ベジータに匹敵する力を獲得
この部屋を利用するまで、最大の実力を持つ悟空でも、セル第一形態にさえ歯が立たない状態でした。
しかし、部屋を利用してたった1日で、第二形態に進化したセルを圧倒するほどに成長します。
息子である悟飯にも修行を積ませ、ストーリーの宿敵・セル完全体の打倒に重要な足がかりを掴んだのでした。
「精神と時の部屋」は目標を乗り越える上で役立つ
では、戦士たちに短期間での「圧倒的成長」を可能にした要因は何に求められるのでしょうか?
それは以下に要約できます。
「精神と時の部屋」の中では、1年という時間幅が、外界の1日の速度で経過します。
つまり、「精神と時の部屋」の中における時間経過が、外界よりも365倍速いといえるでしょう。
すると、「精神と時の部屋」の中で1年分の修行を積んだにも関わらず、外界では1日しか経過していないという状況が生まれます。
この状況を利用して、外界で修行(吸収)するセルに365倍の成長格差をつけるチート行為によって、逆転劇が可能になったのでした。(その後セルが一段階パワーアップしたことを受け、勢力は再び逆転します。)
「ドラゴンボール」といえば、漫画上の架空世界に過ぎませんが、この「精神と時の部屋」のコンセプトは、現実の日常生活に応用できます。
成長効率を高めれば、手の届かなかった目標まで到達できる
「精神と時の部屋」を機に、人造人間17号・18号にさえボコボコにされていたベジータは、セル第二形態を圧倒するほどの実力を身につけました。
これは、言うまでもなく、成長速度の格差が原因です。
「経験値365倍のチート行為を使えない」、あるいは「セルの側でも利用できる」という状況にあったなら、ベジータはセル第二形態に優越しえなかったはずです。
つまり、セルがなだらかな成長を遂げている間に、365倍速の速さで成長したからこそ、ベジータはセル第二形態を凌駕できたのです。
この対称性は、ドラゴンボールの世界だけに留まりません。
ドラゴンボールのように「経験値365倍」とはわずとも、1.5倍、2倍、3倍へと成長速度を高速化できたなら、「遠くに見えるライバル」あるいは「目標」への到達の可能性を高めることができます。
その方法の1つとして有効なのが自室の改良です。
通常の時間速度を刻み続ける自室を「精神と時の部屋」へと進化させれたなら、遠く先にいるライバルや目標のもとまで一気に接近できるでしょう。
次章で、自室を「精神と時の部屋」に改造する上で重要なポイントについて解説します。
2. 自室を「精神と時の部屋」にする方法3つ
コンセプトから説明すると、自室の「精神と時の部屋」化とは、自室で行う作業効率の改善を指します。
自室で行う作業を倍速化する試みであり、倍速度が高ければ高いほど「精神と時の部屋」的であるといえます。
この速度を上げることによって、現状では手の届かない「追い抜きたいライバル」や「目標の達成」まで最短でアクセスできるようになります。
そのために実施できる方法を3つ紹介します。
余計な情報をシャットダウンする
「精神と時の部屋」の特徴の1つとして、「外界のシャットアウト」を挙げることができます。
この空間の中は外界から孤立しており、外界の戦闘力の動きなどを察知できません。
その分、目の前の修行に集中できたことが、「圧倒的成長」を可能にした1つの条件だったといえます。
これを自室に再現することが大事です。
音をカットする
「音のカット」を実現する上で大切なのが、部屋の位置です。
騒音が届きやすい場所にある部屋では、いくら他を改善しても作業効率を高めるのは困難です。
個人的な話をするなら、私は大学入学を機に上京した瞬間に「家で勉強できる人」に変わりました。
原因は、騒音の入らない一人暮らしの環境に移れたからです。
実家では、他の部屋から入る騒音が勉強の妨げになっていました。
自室はリビングと面しており、机に向かっても、窓の外から聞こえてくるテレビの音によって集中力が妨げられていたのです。
努力が難しい点は把握していたので、塾での学習によって何とかMARCHクラスの学校に入学できましたが、家では集中できずにほぼ遊んでいました。
ところが、一人暮らしに移ったことで、急に自室での集中が可能になったのです。
その背景が「静かな環境」であったことは語るまでもありません。
このように、最前提として、部屋の位置が「余計な音が届きにくい」場所にあることが重要です。
自室に余計な音が盛んに入ってくるなら、部屋の位置を適切な場所に移すことを検討しましょう。
また、イヤホンを用いれば音の遮断は可能ですが、イヤホンの常用は鼓膜を傷つけて難聴の原因になるためお勧めしません。(鼓膜を傷つけない骨伝導式のイヤホンがお勧め)
「精神と時の部屋」にしたい部屋の位置を最初にチェックしましょう。
視覚情報をカットする
「精神と時の部屋」は、出口と中央の生活空間を除いて「何もない」、視覚的に「真っ白」な空間です。
「余計な物がない」ことも、「精神と時の部屋」の1つの条件と言えます。
集中力を上げるには、目の前の作業に一点集中できる環境が大事です。
室内にある余計な物は、捨てるか片付けるかしましょう。
注意点
物が散らかった部屋でも、転がっている物が目の前の作業と関係があるなら、何らかの効率アップに影響を及ぼしているという説もあります。このあたりは個人差に委ねられます。
集中力を高める成分を摂る
集中力の向上に影響を及ぼす要因は、環境だけではありません。
直接的に集中力アップを促す成分も摂取しましょう。
ココアによる集中力増強作用を使う
ココアには、集中力を高める「ポリフェノール」や「テオブロミン」などの成分が含まれています。
これらは脳の活性化を促す成分で、集中力を高める上で欠かせません。
積極的に摂取するようにしましょう。
コーヒーと交互に飲めば飽きがこない
ココアを常用すれば分かりますが、飲む頻度が増えるにつれ、徐々に効果が現れにくくなってきます。
これは「慣れ」によるものですから、コーヒーと交互に飲み分けることで、集中力アップの効果を確実に使用できます。
人的ネットワークを使う
現代はインターネットの登場によって個人学習が進みました。
しかし、効率という面では、人的ネットワークに勝る学習は存在しません。
問題に直面した時に、自分より高いレベルにいる人に相談できる環境が望ましいです。
ネット活用型の教育ビジネスでも、上手くいっているところは、たいてい講師へのアクセス難易度が低く設定されていたりします。
気軽に相談・質問できるわけですね。
ドラゴンボールにおける「精神と時の部屋」も、「悟空と悟飯」、「ベジータとトランクス」といった2人ずつで入室しています。
悟飯がスーパーサイヤ人へと覚醒し、潜在能力の開放までたどり着けたのも、戦闘経験豊富な悟空というメンターあってのものでした。
自室での作業効率を高める上でも、個人学習にこだわらず、自分を引き上げてくれるメンターと関わることが大事です。
次のようなサービスを用いれば、対話型の学習形式で上達の速度を高めることができるので、行き詰まったら利用も検討してください。