Ossan's Oblige "オッサンズ・オブリージュ"

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【投資1年目の教科書】投資初心者が最初に失敗する2つのこと【3ヶ月で資産を50%削ったボクが回避方法まで教える】

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概要 : 最初から資産100%でトレードしてはダメ

多くの投資初心者は、次の間違いを犯して膝から崩れ落ちます。

投資に不慣れなのに資産100%を投じる

これは、万全な準備のもとに、合理的に市場に参入できる投資家がほぼいないことに起因します。

投資初心者が市場に参入するのは、バブルや大相場の時。
市場が盛り上がる中で業者やアフィリエイターの売り文句に煽られて証券会社に登録し、お金を振り込むのが彼らです。

一刻も早く勝負を仕掛けたいという陶酔状態の彼らは、「今、勝負をし損ねる=取り残される」と信じて疑いません。
期待感先行でドーパミンに酔った状態のため、予行演習を飛び越しての見切り発車が敢行されます。

投じる資産も100%です。

当然、最初の数回は少額投資の理性が働くでしょう。
しかし取引回数が増えるにつれ、利益拡張の野心が大きくなって徐々に金額が増え、チュートリアルだけ済ませた状態で資産100%を投じるが彼らです。

2年前の私がそうでした。

ちょうどビットコインバブルが収束期に入った2017年2月。
200万円に達したビットコイン、400円に到達したXRP。

こうした仮想通貨のバブルが峠を越え、崩壊に差し掛かっていた頃です。

ビットコインが200万円を記録した後150万円まで下落。
落ちきるところまで静観していた私は、下落後の上昇反発を確信して資産100%を投入。

その直後に収束したはずの下落が再燃し、一気に水準を割り込んで120万円まで転落します。

「上昇反発を狩る」つもりでいた私の資産は、削られていく一方。
秒速で50万円の赤字です。

青ざめた顔でチャートを眺める私は、損失を取り戻そうと、下手なトレードを連発します。

そして、記念すべきデビュー戦を終えたとき、手持ちの資産は-20%まで削られていました。

翌朝、目が覚めてすぐにチャートに飛び付いたのは語るまでもありません。

「何かがおかしい」ことに薄々気づきながらも、チャートとにらめっこしながら売買を繰り返す生活の火蓋が幕を切って落とされます。

たしかに、この期間の経験が私の投資能力を向上させてくれたことは疑う余地もありません。
また延々と負け続けることはなく、間に勝利を挟んだこともあります。

しかし、3か月後に資産のページを開いてみると、私の資産は投資開始時点の50%まで削られていたのでした。

投資初心者が取るべき行動① : 予行演習を行う【資産100分の1で300トレードが目安】

投資初心者が最初に取るべき行動は、少額トレード300回の下積みです。
本格的な利益を狙うのは、それ以降にしましょう。

300回もトレードを経験すれば、メンタル、銘柄の個性、値動きの精度、といったステータスが確実に向上していきます。
逆に未経験の素人は勘で取引を行うため、裏読みの得意な玄人にカモにされてしまうのです。

当然、300回トレードは失敗の連続となりますが、投資額を少額に抑えれば損失は限りなく0に軽減できます。
失敗を重ねれば、失敗を導く選択肢が見えてくるので次回以降の成功率が上がります。

失敗を前提にしたトレードを300回積み重ねて、本番で勝つための力を身に付けましょう。

2-1. 投資初心者のトレードは必ず失敗する

たとえ情報商材によってプロの投資マインドを得た人でも、初発の投資は負けます。
なぜなら、銘柄の値動きは、実際の取引まで身に付かないからです。

投資は、ノウハウだけで勝てる世界ではないのです。

2-2. いきなり資産100%を投じた筆者は、初日に-20%、3ヶ月後には-50%まで削った。

投資家であるなら次のことを割り切りましょう。

投資の第一歩目は、プロでも失敗する。

逆に言えば、投資で成功する秘訣は、失敗をコントロールすることです。
素人が回避できない最初の失敗で、大痛手を被るのか、少額に軽減するのか。
これが初心者を振り分ける条件となるでしょう。

実際に、バブルの期待感に促されるまま、いきなり資産100%(現金の)を投じた筆者の資産は、初日に-20%、3か月後には-50%まで削られています。

2-3. とにかく場数を積む。資産の1/100で300回トレードが目安。

私の失敗は、一発目の投資額が大きすぎたことでした。

さすがに、1発目の投資はテスト投下です。
しかし、資産の20%という額が大きすぎでした。

20%の資産が増えようが、減ろうが、その次にとる行動は、

投資額を増やすでしかないからです。

そして投資回数が10回に至らないうちに資産の100%を投じるに至ります。
理由は、損失の補填を急ぐ焦りが生じたからに他なりません。

資産の20%で出した損失は、100%投資で補うしかないという焦りです。
しかし、バブル崩壊の暴落の落ち幅を、未経験の私が予測できるはずもありません。

下落は私の素人予想を遥かに通り越して進行し、更なる損失を私に負わせたのでした。
あわてて損切り(売り)を行っても、損切りの直後に、価格は上を目指します。

焦って、再購入するも、今度は下落を再開。

まさに、カモです。

これを回避するには、初発の失敗を制御する他ありません。

つまり、資産100分の1で300回トレードの下積みを積みましょう。
資産100分の1での失敗なら-30%の損失を出しても、総資産に対する損失は0.003%に過ぎません。

もちろん、面白さには欠けるでしょうが、勝つためには欠かせないステップなので、我慢して行いましょう。
300回も取引すれば、自分の弱点、相場の傾向といった基礎が理解できるようになります。

問題点を特定できれば、後はルールを定めて規制するだけで克服できます。
あとX時間で何%ほど動く。といった予測も自然と浮かぶようになってるでしょう。

本格的な利益を狙うのは、そうした予行演習を終えてからにしましょう。


投資初心者が取るべき行動② : 参入時期をコントロールする【バブルに便乗してない】

「投資の成功には下積み期間が必要」と頭で理解していても、大多数のトレーダーは失敗します。

その理由は、バブルが始まってから焦って市場に参入するからです。
バブルの陶酔感に乗せられて「急がないと取り残される」という不安心理に駆られると、全財産を投げ売ってしまいます。

その結果、バブル崩壊の相場に投じ、崩壊に巻き込まれる事態に陥るのです。
これを未然に回避するには、トレードを「今」始めること。それ以外に手はありません。

バブルが始まった後で投資を始めたのでは、感覚が狂い、予想以上の損失を出す結果に終わるでしょう。

逆に、平常心を保てる平時に参入すれば、地道に300回の下積みを積め、バブルに備えられます。

平常の期間こそ参入のチャンスなのです。

今すぐ証券会社に登録して、勝利のための300回トレードを地道に積み上げましょう。