Ossan's Oblige "オッサンズ・オブリージュ"

文化とは次世代に向けた記録であり、愛の集積物である。

【日本カンボジア友好橋付近】ワットプノンから2kmの安宿街に位置するお手頃レストランWhite Coffee【アンコールワット・クオリティーの飯が120円】

マラリアやデング熱が蔓延するカンボジアは、インドと並んで貧乏旅行を勧められない国の1つです。 低予算の旅では、現地の劣悪な衛生環境を避けることができず、普通に危険です。衛生リスクへの対処法としては、先進国基準を満たしうる中〜高級レストランを…

【日本の半額で焼肉?】ベトナム・ホーチミン3区にある日系焼肉店「ぶたさま」に行ってみた

ベトナムの日系店もベトナム価格なの?「ベトナム」と聞くと、まだまだ物価の安い国というイメージを持つ人が多いと思います。 実際、日本との経済格差は大きく、2017年のベトナムのGDPは日本の1/20に満たない規模でした。(ベトナム : 2237.8億ドル、日本 :…

8世紀の中国・雲南地方に存在した南詔とは?【タイ族、ラオ族、ビルマ族の故郷】

今日、自国の多数派を占めるタイ族、ビルマ族は、ともに雲南地方から東南アジアへ移住してきた部族です。 この「南詔」とは、どのような歴史を歩んだ王朝だったのでしょうか?南詔(737~902)とは?南詔とは、8世紀に、中国南部の雲南地方(中国本土とインド…

【価格に基づくカースト制度】バンコクで宿泊したホテルの評価9つ

神の国タイランド。 宿泊施設にもインフレの波が押し寄せつつあります。 しかし都市そのものの高級感、あるいは物価の安さなどから、気になりません。チェックアウト12時という利便性も旅の充実度を高めてくれます。タイの電源は変圧器不要。 日本製機器の電…

【アジア最強の都市?】タイ-バンコク旅の総評【神の国はここにあり】

入国まで観光目的で滞在する場合、30日までのノービザ滞在が可能です。入国経路は2つ、スワンナプーム国際空港とドンムアン空港です。2006年に設置されたばかりのスワンナプーム国際空港の空港職員は、やや旅客の国籍によって対応を変える傾向が。 しかし、…

【ゴキブリの多さはステータス】ホーチミンで宿泊した安宿の評価7つ

ホーチミンは、温暖な気候に加え、ゴキブリを排除しない南ベトナムの文化が災いし、ゴキブリが大繁殖しています。夜中に市街地を歩けば、足元付近に大量のゴキブリ(ネズミも)に遭遇することになるでしょう。※ ホーチミンの情報については↓の記事に書きまし…

【親日感情を肌で感じられる国際都市】ベトナム-ホーチミン旅の総評【安いミニストップで食べ放題】

日本の東京都(2,188 km²)とほぼ同面積のホーチミン(2,061 km²)。 人口は、東京都よりも約500万人ほど低い数字になっています。 ホーチミン 東京都 人口 863.7万人 1385.7万人 面積 2,061 km² 2,188 km² ホーチミンは、ベトナム経済の中心地です。 これは…

【南京虫の出没情報あり】プノンペンで宿泊した安宿の評価5つ【間違いなく選べばコスパ○】

シエムリアップ同様、チェックアウト12時で使いやすいプノンペンのホテル。 ただし、南京虫が出る宿にあたることもあるので、注意が欠かせません。 プノンペンの情報については↓の記事にまとめました。 www.ossanns-oblige.comよかったら参照してみてくださ…

【プノンペンの物価・国内事情】カンボジア-プノンペン旅行の総評【南京虫おるで】

1431年、東方への勢力拡大を目論むシャム(タイ)人の攻撃によって、クメール王朝の首都アンコール(シェムリアップ)は陥落を迎えました。 都を追われたクメール王家は、新たな首都を求めて移動を開始。 その結果、「4つの川が合流する」水資源豊かな土地が…

【東南アジア文化の原点】カンボジア-シェムリアップ旅行の総評【入国時にドル持ってないとどうなる?】

シェムリアップは、膨大な宗教建築を遺したクメール朝の初期の首都です。(1431年のアユタヤ朝の攻撃の後、プノンペン遷都) その時代の名残は、アンコール・ワット、アンコール・トムをはじめとする豪華な宗教遺物に残り、今なお輝きを失うことがありません…

【出国用の空港を間違えた】スワンナプーム空港で問題に直面しても諦めないこと【冷静に対処して】

搭乗する空港を間違えたタイから帰国する際、とんでもない過ちをしでかしたことに気づいたのは、搭乗3時間前でした。離陸の時刻が近づくなか、空港の時刻連絡のボードの前でチケットを取り出した私は、改めて確認したチケットの文字に我が目を疑いました。な…

【タイの白人至上主義の原点?】ラタナコーシン朝時代のシャム(タイ)

アユタヤ陥落後の混乱期をまとめ領土拡大を果たしたトンブリー朝1767年、ビルマ・コンバウン朝の軍隊がアユタヤ朝の首都アユタヤを陥落させました。 しかし、ビルマのアユタヤ支配は7ヶ月程度しか続きません。ビルマ本国で清朝との清緬戦争(清朝・ビルマ戦…

【インドと中国の代理戦争】中世のインドシナ半島に台頭したタイ族3王朝

日本人に馴染み深いタイ王国、そのルーツに迫ります。第1章 : 雲南からやってきたタイ族がインドシナに定着するまで 雲南を出発したタイ族は、メコン川支流の河川に沿って、広域に広がりました。メコン川の支流はインドシナ半島に広がり、今日の東南アジアの…

【2つの顔を持つ都市】ラオス-ルアンパバーン旅を終えての総評

欧米人から人気の高いルアンパバーン。 1995年に旧市街がユネスコ世界遺産に登録されて以来、観光客経済で賑わっています。 今回は、水と緑に恵まれた山岳地帯の秘境、ルアンパバーンに訪れてみました。 現地の物価、料理、自分が感じた問題点などについても…

【ハノイの物価・ホテル事情など】ベトナム-ハノイ旅を終えての総評【隠れた美容都市】

1週間の短期旅行でしたが、現地に溶け込み、情報を仕入れることができたので報告します。ベトナムへの入国には、出国用のチケットが必要ですが、出国用チケットを持たなくても、「何月何日に〜で出国予定」となるべく具体的に伝えることで問題なく入国できま…

ベトナムで現地SIMを購入したけど、インターネット接続できなかった件(解決済み)

ベトナムはWIFI環境の進んだ国です。 私の入った1,500円クラスのホテルでは、無料WIFIを利用できました。(いま行った回線の速度計測によると、Download : 7.05Mbps / sec)しかし、屋外にいるときに無料WIFIを利用できないのは当然のこと。とはいえ馴染みの…

「北ベトナムは中国系の匂いがするので関わりたくない」⇦これ

「北ベトナムは中国系の匂いがするので関わりたくない」という評価があるが、この考えは危険だと思った。 確かに北ベトナムは、中国の領土だった時代が長い。その歴史は、秦漢の時代まで遡り、独立を勝ち取ったのは、唐の衰退後。実に1,000年間の長きにわた…

中古品買取はネット業者はダメ!オークションがベター【1.4万円損した】

■ はじめに 「家にある不用品を処分したい」と思う時、誰もが「できるだけ高値で売りたい」と考えます。 ここでまんまとネット業者の「高価買取」宣伝を信じると、足元をすくわれかねません。 今回は、ネット買取業者の買取で、最低でも1.4万円以上の損失を…

仮想通貨はじめてみた。#現状確認

現状確認仮想通貨への投資を始めました。昨年から、仮想通貨の暴騰に次ぐ暴騰がメディアを賑わせており、「あわよくばこれに乗ってやろう」という魂胆です。 「投資」と呼ぶにはあまりに無計画で、「投機」でしかない私の行動は、褒められたものではありませ…

仮想通貨に対するファーストインプレッション

暗号通貨の元になるブロックチェーンは、時代に応じた新興技術であり詐欺でもなんでもありません。むしろ、革命的な影響力を持って既存産業を変えていくでしょう。従来、電子端末を使ってATM、銀行送金などの手続きを行う場合は、手数料や処理時間などの大変…

ポケモンGOの鳥取砂丘イベントに参加してきた

2017年11月24日(金)~26日(日)にかけて鳥取県で行われた「Pokémon GO Safari Zone in 鳥取砂丘」に参加してきました。このイベントの特徴は、イベント開催場所の鳥取砂丘エリアで、通常とは異なるレアポケモンが多数出現することです。対象のレアポケモンは、…

日本の「地域統合」に対する姿勢【これから起こること】

かつては「インド」も異なる民族と伝統を備える部族の集合体だった。前回の投稿からおそらく1ヶ月近い月日が経っていると思います。しかし、私の関心はまだ地域統合にあり、「世界を覆いつつある地域統合にどう対峙するか?」ということを呆然と考え続けてい…

世界の地域ブロック化(EU化)に思うこと

各ブロックの首都機能をBRICS諸国が担うようになる。「ブラジル」「ロシア」「インド」「中国」「南アフリカ共和国」BRICS諸国が所属する全ての地域に、地域統合の動きが確認できます。 ・ブラジルの「ラテンアメリカ・カリブ諸国共同体」 ・ロシアの「ユー…

ブラジル経済を調査する過程で見えてきたこと。世界統一政府だと?

豊富な天然資源に恵まれながらもレンティア経済を回避したブラジルは、ラテンアメリカ最大の工業国として、中南米最大の人口とGDPを誇っています。そんなブラジルも、「ブラジル」という1国単位の視点から眺めることは、すでに意味をなさなくなっています。 …

中国経済の崩壊と占領のシナリオ【トランプ政権の対中政策】

1 中国の発展は外資主導2000年以降の中国の爆発的な経済発展は、外資に支えられたものでした。日欧米の技術力を渇望する中国と、コストカットのための低廉労働者を求める多国籍企業の欲求が合致した結果、中国の「世界の工場化」が短期間のうちに進展したの…

「中国の金保有量世界一」は、あまり意味をなさない情報

巷では中国の台頭が叫ばれて久しい。対外開放の外資熱で成長した中国は、米国覇権打倒の先鋒であり、21世紀の覇権大国なのだそうだ。某鬼塚氏の著書を読むと、世界2位のGDPを持つ中国の中央銀行には、世界の金塊が集積されているのだという。「そんなことは…

清朝皇帝に学ぶ少子化対策【康熙帝の地丁銀制】

歴史上の推定地域人口 - Wikipediaによると中国の人口は、16世紀まで1億人前後で頭打ちでした。17世紀の清朝の安定期には、人口も上昇傾向を示しますが、17世紀を通して人口1.6億人を超えることはありません。ところが、18世紀を境に人口増加に拍車がかかっ…

南アフリカ共和国のBRICS加盟に覚える違和感から、加盟の理由について考えてみた

2011年に、「BRICs」は「BRICS」に変わりました。複数形のsからSへの変更です。この名称変更に伴い、新しく新興国の一員に加わったのが、アフリカの「南アフリカ共和国」です。(BRIC「S」のSは、South Africaの頭文字)南アは、豊かな鉱山資源を擁し、アフリ…

今、インド投資が熱い?その理由をまとめてみた。

インドが中国の次の市場として注目を集めている中国は低成長局面に突入した政治重視に徹するトランプ大統領の登場で先行きが見えない米国。中国の経済成長率もバブルが峠を越え、なだらかな下降を辿っています。二大経済大国の行き詰まりは、互いの製品に関…

電気自動車の45%を占める中国の攻勢の裏にあるもの【したたかな日本】

1. 電気自動車化への対応は、国家の資源状況が決める電気自動車の終局的な目標は、ガソリン車に置き換わることです。この事態は、既存のガソリン車メーカーにとっては脅威ですが、競争に遅れをとっている国々にとっては大きなチャンスです。中国やインド、ユ…